GLAM機関がデジタルコレクションをコンピューターでの利用に適したデータとして公開するためのチェックリスト(文献紹介)

デジタル情報の革新と発展に関するジャーナルGlobal Knowledge, Memory and Communication誌の74巻5/6号に、GLAM機関(美術館・図書館・文書館・博物館)がデジタルコレクションをコンピューターでの利用に適したデータとして公開するためのチェックリストを提示した記事“A checklist to publish collections as data in GLAM institutions”が掲載されています。著者は、スペインのアリカンテ大学のGustavo Candela氏等です。

過去数十年にわたり、GLAM機関は所蔵資料の一部をデジタル形式で公開しており、多くの場合、公開情報の中には関連メタデータも含まれています。近年、このようなデジタルコレクションをデータセットとして捉え、コンピューターでの様々な利用に適した形で公開することへの関心が高まっているとし、デジタルコレクションの作成と評価の両方に使用できる具体的なチェックリストを提示しています。

Candela, Gustavo; Gabriëls, Nele; Chambers, Sally; Dobreva, Milena; Ames, Sarah; Ferriter, Meghan; Fitzgerald, Neil; Harbo, Victor; Hofmann, Katrine; Holownia, Olga; Irollo, Alba; Mahey, Mahendra; Manchester, Eileen; Pham, Thuy-An; Potter, Abigail; Van Keer, Ellen. A checklist to publish collections as data in GLAM institutions. Global Knowledge, Memory and Communication. 2025, Vol. 74 No. 5/6, p. 1323-1355.
https://doi.org/10.1108/GKMC-06-2023-0195