韓国国立中央図書館(NLK)、オープンアクセス可能な学術情報に基づくAI協力ガバナンスの構築を発表

2025年5月26日、韓国国立中央図書館(NLK)が、オープンアクセス可能な学術情報(OA学術情報)に基づくAI協力ガバナンスを構築することを発表しました。

信頼性の高い人工知能(AI)学習データの確保とOA学術情報の活用価値の向上のために整備されるものです。NLKはこれを実行するための実務者による協議体の運営を担い、学術機関とAI関連企業の橋渡しをするとしています。

具体的には、参加する学術誌の発行機関は、OA学術情報を韓国内のAI企業に学習用データとして提供し、AI企業は、研究成果の広報やAIを用いた新技術・サービスの利用など、多様な支援を行うとあります。

現時点では、約20の学術誌発行機関と主要AI企業が参加する予定であると述べられています。

오픈액세스 학술정보, 인공지능(AI)과 함께 상생 모색(韓国・国立中央図書館, 2025/5/26)
https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50603000000.do?schM=view&page=1&viewCount=9&id=51400

参考:
韓国国立中央図書館(NLK)、2025年の主要業務計画を発表 [2025年03月06日]
https://current.ndl.go.jp/car/241767