米政府機関閉鎖 – 米国議会図書館、国立公文書館などでサービス停止あり

2013年10月1日、暫定予算が議会を通過しないまま10月1日午前0時(日本時間同日午後1時)に新会計年度が始まり、これにより同時に連邦政府機関の一部閉鎖が発効しています。この影響により、米国議会図書館(LC)等のサービスについても一部停止が実施されています。

主な機関の概況は以下のとおりです。(日本時間2013年10月2日午前10時半現在)

米国議会図書館(LC);
LCは、THOMAS.gov及びbeta.congress.govを除くウェブページへのアクセスができなくなっています。ウェブサイトのトップページはシャットダウンに関するメッセージを掲載したページへリダイレクトされるようになっています。一般及び研究者へのサービスが停止され、イベントもキャンセルされているとのことです。
http://www.loc.gov/home2/shutdown-message.html

米国国立公文書館(NARA);
NARAは、ウェブサイトトップページをシャットダウンに関する情報の掲載に切り替えています。NARAの諸施設が閉館しサービスを停止しているとしたうえで、例外として、連邦文書センターが縮小して業務を実施し、また連邦公報(Federal Register)もコンテンツを限定して刊行が継続されるとしています。
NARAウェブサイト
http://www.archives.gov/
緊急時対応計画(Contingency Plan、2013/9/27付け)
http://www.archives.gov/contingency-plan/contingency-plan.pdf

博物館・図書館サービス機構(IMLS);
IMLSは、助成金の提供に関する業務の停止についてアナウンスしています。助成金を受けている機関等に対するFAQを掲載しています。
IMLSウェブサイト
http://www.imls.gov/
FAQ’s for IMLS Grantees
http://www.imls.gov/assets/1/AssetManager/ShutdownFAQ_Grantees.pdf

米国国立医学図書館(NLM);
NLMは、ウェブサイトのトップにおいて、ウェブサイトはアップデートされないこと等がアナウンスされています。PubMedについては、最小限のスタッフで維持され、情報は可能な範囲でアップデートされ、また緊急を要する質問にはレスポンスするよう努めるとしています。
NLMウェブサイト
http://www.nlm.nih.gov/
PubMed
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/
NIHウェブサイト
http://www.nih.gov/

国立農学図書館(NAL);
ウェブサイトにアクセスできなくなっているようです。
http://www.nal.usda.gov

行政管理予算局(OMB)ウェブサイト
政府機関の緊急時対応計画(Agency Contingency Plans)
http://www.whitehouse.gov/omb/contingency-plans

参考:
米政府機関閉鎖発効、米国議会図書館等も一時サービスが停止へ Posted 2013年10月1日
http://current.ndl.go.jp/node/24489