OCLC Research、特別コレクション資料の図書館間貸出についてのレポートを公表

2013年7月8日、OCLCの研究開発部門であるOCLC Researchが、“Tiers for Fears: Sensible, Streamlined Sharing of Special Collections”と題するレポートを公表しています。このレポートは、特別コレクションのビジビリティの向上とともに研究目的での貸出を求めるリクエストが増加する状況にあることを受けたもので、特別コレクションの資料の効率的な図書館間貸出の実施にむけた戦略や、現物貸借がリクエストに応える最も適切な対応か否かを決定する上でのアドバイスを提供するものとなっているとのことです。

このテーマに取り組んだワーキンググループでは、機関がリクエストに対応するプロセスについて再考するのに役立つツールなどを作成したとのことで、このレポートでは、それについての紹介もなされているようです。また、原則的には、ACRLが2012年に策定したガイドライン“ACRL/RBMS Guidelines For Interlibrary And Exhibition Loan Of Special Collections Materials”に一致するものとなっているようです。

Tiers for Fears report offers sensible, streamlined approach for sharing special collections(OCLC Research news, 20137/8付け)
http://www.oclc.org/research/news/2013/07-08.html

本文掲載ページ
http://www.oclc.org/research/publications/library/2013/2013-03r.html

Tiers for Fears: Sensible, Streamlined Sharing of Special Collections(PDF, 39ページ)
http://www.oclc.org/content/dam/research/publications/library/2013/2013-03.pdf

ACRL/RBMS Guidelines For Interlibrary And Exhibition Loan Of Special Collections Materials
http://www.ala.org/acrl/standards/specialcollections