イングランド芸術評議会(ACE)、未来の図書館像に関する調査レポートを発表

2013年5月23日、英国のイングランド芸術評議会(ACE)が、”Envisioning the library of the future”という調査報告書を公表しました。

調査は2012年1月から約1年にわたり、3段階にわけて行われています。技術の進歩や社会傾向等に関するデータ収集と分析、世界中で既に実施されている革新的図書館サービスの調査、それらの調査結果を基にした専門家への質問調査や、図書館関係者等との意見交換、公共図書館の目的や価値に対する一般の人たちの捉え方についての調査などが行われたとのことです。

調査結果から、ACEは、公共図書館はすべての人に開かれた信頼できる場所で、人々が図書館が提供するサービスを高く評価しているのは明白であるとしています。また、この調査結果は、公共図書館が直面している、情報技術の進歩、公共支出の減少、公共サービスのデザインや提供における民間の参画等の多くの課題を再認識させるものであるとのことです。

Envisioning the library of the future(ACE)(レポートダウンロードページ)
http://www.artscouncil.org.uk/what-we-do/supporting-libraries/library-of-the-future/

Research methodology(ACE)
http://www.artscouncil.org.uk/what-we-do/supporting-libraries/library-of-the-future/research-methodology/

Research into the library of the future published today(ACE 2013/5/23付け)
http://www.artscouncil.org.uk/news/arts-council-news/research-library-future-published-today/