国立情報学研究所(NII)の“Webcat”がサービス終了

2013年3月8日、国立情報学研究所(NII)の“Webcat”がサービス終了しました。2011年6月にアナウンスされていたものです。

Webcatは、全国の大学図書館等の書誌・所蔵データを登録した総合目録データベース(NACSIS-CAT)を検索するウェブサービスとして、NIIの前身である学術情報センター(NACSIS)によって開発されました。図書館員や研究者に限らない一般利用者が、利用制限なく、簡単な方法で、24時間検索できるという点が特徴でした。1997年4月に試行提供が始まり、その後、機能改修やバグフィックスを経て、1998年4月に正式提供が開始されていました。

今後は後継サービスとして“CiNii Books”が提供されます。

<サービス>Webcat終了日時について(NII 2012/5/24付けニュース)
http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/2012/05/webcat_3.html

総合目録データベースWWW検索サービス(Webcat)試行サービスの開始(学術情報センターニュース. 1997.6, 40.)
http://www.nii.ac.jp/CNEWS/N40/09.html

Webcat(総合目録データベースWWW検索サービス)本運用開始(学術情報センターニュース. 1998.6, 44.)
http://www.nii.ac.jp/CNEWS/N44/04.html

佐藤初美「NACSIS総合目録データベースWWW検索サービス「Webcat」」(情報管理. 1998, 41(8).)
http://dx.doi.org/10.1241/johokanri.41.602

NACSIS Webcatラストラン #webcat(Togetter)
http://togetter.com/li/467841

CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/books/

Webcat
http://webcat.nii.ac.jp/
※現在はアクセスするとCiNii Booksにリダイレクトされるようになっています。

参考:
国立情報学研究所(NII)のWebcatの終了日時が2013年3月8日に決定
http://current.ndl.go.jp/node/20949

国立情報学研究所(NII)、2011年度後半にWebcatの後継サービスとしてCiNii「図書・雑誌検索」をリリース Webcatは2012年度末でサービス終了
http://current.ndl.go.jp/node/18445

Webcat日本語版、3/23から多言語対応
http://current.ndl.go.jp/node/12224