米国学校図書館員協会(AASL)の学術誌“School Library Research”の27巻に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック下における学校図書館員の役割に関する論文“The Evolving Roles of School Librarians during the COVID-19 Pandemic: A Phenomenological Study”が掲載されています。著者は、米・ウェストジョージア大学のKay Elizabeth Wright氏等です。
COVID-19パンデミック下では、K-12(幼稚園から高校まで)の教育環境が多様化し、学校図書館員にも影響があったとしています。論文では、「パンデミック下に学校図書館員であることは何を意味したのか?」を包括的な研究課題とし、学校図書館員へのインタビュー調査などを通してその専門的役割の変化等について考察しています。
Wright, Kay Elizabeth et al. The Evolving Roles of School Librarians during the COVID-19 Pandemic: A Phenomenological Study. School Library Research, 2024, 27.
https://www.ala.org/sites/default/files/2024-09/wright-et-al.pdf
参考:
米国学校図書館員協会(AASL)、ウェブ会議の技術等を用いての遠隔インタビューの記録化が可能なStoryCorps Connectの公開にあたり、非営利団体StoryCorpsと連携:新型コロナウイルス感染拡大下の学校図書館員へのインタビューの記録化等 [2020年05月29日]
https://current.ndl.go.jp/car/41071
E2549 – コロナ禍の学校図書館:英国学校図書館協議会の報告書
カレントアウェアネス-E No.446 2022.10.27
https://current.ndl.go.jp/e2549