2024年8月8日、Springer Nature社が、オープンアクセス(OA)ジャーナルの分析結果をまとめたレポート“2023 OA Report”を公開したと発表しました。
レポートでは、主な結果として次のようなものが挙げられています。
・ 2023年には同社の一次研究論文の44%がOA出版となり、2022年の38%から増加している。
・ 2023年には、同社の転換契約によるゴールドOA論文数が、転換契約に参加せずにOA出版を選択した著者と比較して7倍に上った。
・同社のジャーナルに掲載されたOA論文の平均被引用回数が5.85となり、ほかのOA出版社より多かった。
報告書では、OAにおける公平性を支援するための、同社の主な取組等も紹介されています。
With 44% of its published articles now open access (OA), Springer Nature’s approach to OA continues to deliver highest usage and impact for authors(Springer Nature, 2024/8/8)
https://group.springernature.com/gp/group/media/press-releases/oa-report-delivering-highest-usage-and-impact/27440804
2023 Open Access Report(Springer Nature)
https://stories.springernature.com/oa-report-2023/
【プレスリリース】シュプリンガーネイチャー、論文の44%をオープンアクセスで出版し、オープンアクセスへの取り組みを通じて、最も高い利用率とインパクトを引き続き著者に提供(Springer Nature Japan, 2024/8/9)
https://www.springernature.com/jp/news/20240809-pr-oa-report-2023-jp/27446560
参考:
Springer Nature社、完全オープンアクセス(OA)ジャーナルの分析結果をまとめたレポート“2022 OA Report”を公開 [2023年09月11日]
https://current.ndl.go.jp/car/192388