オランダの法学者フーゴ―・グロティウス(1583-1645)の著書『戦争と平和の法』の初版刊行から2025年で400年を迎えるに当たり、ドイツのマックス・プランク比較公法・国際法研究所(Max Planck Institute for Comparative Public Law and International Law)が、その所蔵に関する世界的な調査を実施しています。
『戦争と平和の法』の初版は1625年に刊行されました。同研究所では、1625年から1650年にかけて刊行された同書の九つの版について、所蔵する機関や個人からの情報提供を呼び掛けています。得られた結果は、初版刊行から400年に当たる2025年に公開することを目指しているとあります。
HEISENBERG PROJECT: GROTIUS CENSUS BIBLIOGRAPHY(Max Planck Institute for Comparative Public Law and International Law)
https://www.mpil.de/en/pub/research/projects/research-groups/forschungsgruppe-somos.cfm
Call for action!(Heisenberg Project: Grotius Census Bibliography)
https://blissful-whereisgrotius.wordpress.com/
※該当する版を所蔵する機関や個人が回答できるアンケートが掲載されているページです。
関連:
Chasing early copies of Grotius’ De iure belli ac pacis(Rechtsgeschiedenis Blog)
https://rechtsgeschiedenis.wordpress.com/2023/08/08/chasing-early-copies-of-grotius-de-iure-belli-ac-pacis/