英国図書館(BL)等によって進められている研究データに関する国際的な取組“DataCite”に、新たに5つの研究機関が参加すると発表されました。
DataCiteは、2009年12月に誕生した組織で、その目的は、インターネット上の研究データの発見、アクセス、再利用に係る問題に取り組むことです。今回参加が発表されたのは、英国の、考古学データサービス(Archaeology Data Service)、英国データアーカイブ(UK Data Archive)、自然環境研究会議(Natural Environment Research Council)、科学技術施設会議(Science & Technology Facilities Council)、および中国のBGI、の5機関です。各機関から提供されたゲノム配列などのデータにはデジタルオブジェクト識別子(DOI)が付与され、それらへのアクセスや引用などが容易になります。
British Library leads the way for sharing research data in the UK as five major institutions sign up to DataCite(BL 2012/10/29付けプレスリリース)
http://pressandpolicy.bl.uk/Press-Releases/British-Library-leads-the-way-for-sharing-research-data-in-the-UK-as-five-major-institutions-sign-up-to-DataCite-5d5.aspx
DataCite
http://www.datacite.org/
Datasets Programme(BL)
http://www.bl.uk/datasets
参考:
研究データにDOIを付与するオーストラリア国立データサービスの“Cite My Data”(文献紹介)
http://current.ndl.go.jp/node/20853
DataCite等が研究データのリポジトリ一覧サイトを作成中
http://current.ndl.go.jp/node/18429
研究データに関する「DataCiteメタデータスキーム」のバージョン2が公開
http://current.ndl.go.jp/node/17567