2012年10月24日、文部科学省は、「大型研究計画に関する評価について(報告)『日本語の歴史的典籍のデータベースの構築計画』」を公表しました。これは、2012年度(平成24年度)に文部科学省が創設した「大規模学術フロンティア促進事業」の一つとして位置づけられる「日本語の歴史的典籍のデータベースの構築計画」について、事前評価を行ったものです。
この研究計画は、国文学研究資料館が中心となって、20の大学と連携し、歴史的典籍(奈良時代以降、江戸時代末までに日本人によって著述された書物)の書誌情報データベースである「日本古典籍総合目録データベース」に掲載されている約50万点のうち、現時点で可能な約30万点を画像データ化し、これを上記データベースと統合することで、新たに「日本語の歴史的典籍データベース」を構築するものです。事業期間は、2013年度(平成25年度)から平成34年度(2022年度)の10年間を予定し、このデータベースは、歴史的典籍の学術研究に関する日本で最大唯一のデータベースとなるとのことです。
公表された文書では、計画の内容や体制、スケジュールとともに、計画の評価等がまとめられています。
大型研究計画に関する評価について(報告)「日本語の歴史的典籍のデータベースの構築計画」 (文部科学省 2012/10/24付けの記事)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu4/toushin/1327235.htm