米イリノイ大学アーバナシャンペーン校、Dell社製品及びFedora Commonsによる学内デジタルアーカイブシステムを構築

米国のイリノイ大学アーバナシャンペーン校が、デジタル化された貴重書から教員による研究成果や講義資料などの学内で生み出されるデジタル資産を管理するためのデジタルアーカイブシステムを構築しました。Dell社のDXオブジェクトストレージプラットフォームと、DuraSpaceによるオープンソースのリポジトリソフトウェアFedora Commonsを使用し、コストの削減や管理の合理化、スケーラビリティの確保などを行なったそうです。このプラットフォームには自動的にデータバックアップを実行する機能があり、同大学では、中央図書館と工学図書館にそれぞれデータが保管されるほか、将来的にはクラウド上にもデータが置かれる予定ということです。

And the DX Object Storage Platform’s plug and play framework lets Dell and University of Illinois at Urbana-Champaign Create Preservation Archive with Open Source Fedora Repository Software(Dell 2012/9/27付けプレスリリース)
http://content.dell.com/us/en/corp/d/secure/2012-09-27-dell-education-open-source-fedora.aspx

Dell DXオブジェクトストレージプラットフォームの詳細(Dell)
http://www.dell.com/jp/business/p/powervault-dx6000/pd

Fedora Repository
http://fedora-commons.org/

参考:
米イェール大学、大学全体を対象としたデジタル保存サービスを開始
http://current.ndl.go.jp/node/21634

Dspace財団とFedora commons、共同で“DuraSpace”の開発に着手
http://current.ndl.go.jp/node/9344