2012年8月14日、Wiley社が、同社のオープンアクセス(OA)プログラムで出版された学術雑誌で採用するライセンスをクリエイティブコモンズのCC-BYへ移行させていくと発表しました。CC-BYの採用により掲載論文の商用利用も可能となります。
その対象としてまずはOAジャーナルがあり、当初CC-BYへ移行するものにはBrain and Behavior誌など8タイトルが挙げられています。また、同社が出版に関わっている学会誌についてもその多くはCC-BYへの移行が予定されています。今後は同社のハイブリッドOAプログラム“OnlineOpen”でもCC-BYへ移行するよう検討がなされているところだということです。
Wiley Moves Towards Broader Open Access Licence(Wiley 2012/8/14付けプレスリリース)
http://as.wiley.com/WileyCDA/PressRelease/pressReleaseId-104537.html
Open Access(Wiley)
http://olabout.wiley.com/WileyCDA/Section/id-406071.html
参考:
Springer社が全てのオープンアクセスコンテンツでCC-BYライセンスを採用し商用利用が可能に | カレントアウェアネス・ポータル – http://current.ndl.go.jp/node/19963
Wiley社も著者支払モデルによるオープンアクセス化を導入 | カレントアウェアネス・ポータル – http://current.ndl.go.jp/node/4414