「日本学術振興会の将来ビジョン検討会報告書」が振興会に提出される

日本学術振興会に2012年4月に設置された「日本学術振興会の将来ビジョン検討会」が、その報告書をまとめ、7月13日に振興会へ提出しました。「日本学術振興会の将来ビジョン検討会」は、2013年度からの日本学術振興会の次期中期目標の設定、中期計画の策定に向け、日本学術振興会が大学連携型法人として将来にわたりわが国の学術の振興及び大学の教育研究の向上に最大限貢献するよう、その機能、役割及び在り方を検討し、振興会理事長に提言することを目的として設置されたものです。

報告書は、以下の構成になっています。
第1章 学術研究の特性と学術を巡る状況の変化
第2章 学術振興上の課題とその解決のための取組
第3章 今後の振興会の在り方
第4章 今後の具体的な取組

このうち、第2章の「(4)人文学、社会科学における社会的課題への対応」の中で、大学図書館や資料館、博物館についての言及があり、学術情報基盤としての重要性や意義が強調された上で、「大学図書館・資料館、大学博物館などの諸施設の機能強化のための支援に国を挙げて取り組むべきである」と指摘されています。

日本学術振興会の将来ビジョン検討会報告(PDF)
http://www.jsps.go.jp/information/data/20120713_1.pdf

日本学術振興会の将来ビジョン検討会報告(概要) (PDF)
http://www.jsps.go.jp/information/data/20120713_2.pdf

「日本学術振興会の将来ビジョン検討会報告」について (日本学術振興会 2012/7/13付けの記事)
http://www.jsps.go.jp/information/index4.html#20120713