レビューを共有し資料を利用者から利用者へ貸出す、ピアツーピアの貸出システムが開発中(フィンランド)

フィンランドのヘルシンキ市立図書館と、同国の図書館ネットワークとしてオンラインサービス等の提供を行っているLibraries.fiのラボが、ピアツーピア(P2P)で図書館資料を貸し出すシステムの開発を共同で行っているようです。これは、いつでもどこでも望むときに図書館を利用できるようにするサービスとして、利用者は借りた資料のレビューやコメントをソーシャルメディアで共有し、借りた資料を別の利用者に借受の責任とともに又貸しできるシステムのようです。2012年2月2日付けのLibraries.fiの記事では、このサービスは、技術的にはどの図書館でもどのスマートフォン端末でも利用できるセルフサービスの自動貸出機のようなものと紹介しているようです。システムは現在開発中で、2012年中にはベータ版が提供されるようです。

Peer-to-peer lending on the go (LiBRARiES.fi 2012/2/2付けの記事)
http://www.kirjastot.fi/en-GB/notices/archive/announcement/?groupId=9a297def-2d54-454e-b919-ce3d51cbca40&announcementId=d6a9a71b-937e-4cd2-8441-9d46e6d5401b