アーカイブ資料を用いて過去の人物の「ソーシャルネットワーク」を構築する取り組み(米国)

図書館や文書館等で所蔵している過去の人物(団体、家族)についての記録やコレクションの情報を利用し、それらの人物の「ソーシャルネットワーク」を構築するSNAC(Social Networks and Archival Context)というプロジェクトが米国のバージニア大学人文科学高度技術研究所(IATH)で行われており、そのプロトタイプが公開されています。その人物の略歴とともに、関連資料・コレクション等へのリンクや、その人物と関連のあった人物へのリンク等が掲載されています。人物の関係については、グラフでの表示(graph demo)もできるようです。

SNAC: The Social Networks and Archival Context Project
http://socialarchive.iath.virginia.edu/xtf/search

SNACプロジェクトについて
http://socialarchive.iath.virginia.edu/

U.Va.’s IATH Explores Expansion of ‘Social Network for the Dead’(バージニア大学 2011/11/4付けの記事)
http://www.virginia.edu/uvatoday/newsRelease.php?id=16538

IATH
http://www.iath.virginia.edu/

参考:
CA1741 – 動向レビュー:人文学研究と電子アーカイブ / 神崎正英
http://current.ndl.go.jp/ca1741

18世紀の欧州における手紙のやりとりをリンクし当時の「ウェブ」を再現する試み
http://current.ndl.go.jp/node/15770