2011年11月2日に、欧州科学財団(European Science Foundation:ESF)が、デジタル人文学のための研究インフラの構築方針やそのための戦略計画等をまとめた報告書“Research Infrastructures in the Digital Humanities”を公開しています。これはESFの委員会が2009年から行なっていた検討結果をまとめたもので、報告書では、文書館や図書館、アカデミー、博物館等の提供する研究インフラがなければ人文学研究に重大な成果は生まれないだろうとし、人文科学研究に見合った研究インフラの構築が必要であるとしているようです。また報告書では、欧州レベルでの人文学の研究インフラ構築に向けた共通戦略を、7つの領域に分けて示しているようです。
“Research Infrastructures in the Digital Humanities”のダウンロードページ (本文と要約の2種があります)
http://www.esf.org/publications/science-policy-briefings.html
Humanities Researchers and Digital Technologies: Building Infrastructures for a New Age (European Science Foundation 2011/11/2付けの記事)
http://www.esf.org/media-centre/ext-single-news/article/humanities-researchers-and-digital-technologies-building-infrastructures-for-a-new-age-776.html