図書館における映像・音声資料をテーマとした調査報告書“Library Use of Video & Audio”

米国の調査会社Primary Research Groupが学j通・公共・専門図書館における映像・音声資料をテーマとした調査報告書“Library Use of Video & Audio”を発表しています。本体は有料ですが、目次や抜粋部分は無料でダウンロード可能です。同レポートでは、購入価格の割引、目録、予算、電子化、新フォーマットへの乗り換え、ライセンスや上映権、YouTubeなどの動画共有サイトによる影響、といったトピックについて触れられているようです。主な調査結果の一部には以下のものがあるようです。

・調査対象の図書館では、映像資料の10.64%がオンラインかストリーミングによるものである。
・調査対象の図書館の34.69%は、映像資料の電子版を機関内の利用者に対して合法的に提供するために、ベンダと交渉している。
・調査対象の図書館の約1/4は、映像の視聴や編集などが可能なマルチメディアスタジオを備えている。
・公共図書館は15.56%のベンダが価格交渉に応じてくれると回答したが、大学図書館は約30%だと感じている。

Library Use of Video & Audio (Primary Research Group)
http://www.primaryresearch.com/view_product.php?report_id=312

Primary Research Group has published Library Use of Video & Audio (Library Intelligencer 2011/9/14付け記事)
http://blogs.unimelb.edu.au/libraryintelligencer/2011/09/14/primary-research-group-has-published-library-use-of-video-audio/