英国情報システム合同委員会(JISC)等、高等教育におけるオンライン学習リソースの影響調査や活用に関する提言等をまとめたレポートを刊行

2011年9月2日、英国情報システム合同委員会(JISC)と高等教育アカデミー(HEA)が、“Open Educational Resources: The value of reuse in higher education”と題するレポート(7月31日付)を刊行しました。このレポートは、オックスフォード大の研究チームが、2010年11月から2011年6月までの間に、オンラインで公開されている教育リソース“Open Educational Resources”(OER)の教育および学習に与える影響について調査したもののようです。レポートでは、OERが教育者および学習者に与える影響や、OERの活用を促す、あるいは、阻害する要因等を指摘し、それをもとに高等教育機関やそのスタッフ向けの提言をまとめているようです。レポートを執筆した一人、オックスフォード大のホワイト(David White)氏によると、このレポートは、特に学生の、OERに対する批判的な分析能力を向上させる支援を行う、高等教育機関のスタッフに対するアドバイスをまとめたものであるとのことです。

OER Impact (JISCのレポート掲載ページ)
http://www.jisc.ac.uk/whatwedo/programmes/elearning/oer2/oerimpact.aspx

Podcast/Press Release: Digital literacy is key to unlocking the value of online resources says the HEA and JISC (JISC 2011/9/2付けの記事)
http://www.jisc.ac.uk/news/stories/2011/09/oer.aspx