2011年8月26日付けで、東京文化財研究所に事務局を置く被災文化財等救援委員会が、「海水で濡れた資料を殺菌燻蒸することによる発がん性物質等発生のリスクの調査結果について」と題する文書を公開しました。委員会は、7月22日付けの文書「海水で濡れた資料を殺菌燻蒸することによる発がん性物質発生のリスクについて」で、海水で浸水した資料を濡れたまま燻蒸を行うと人体毒性の強い物質が発生する懸念があるとし、その後調査を実施していましたが、今回公開された文書はその調査結果となっているようです。
海水で濡れた資料を殺菌燻蒸することによる発がん性物質等発生のリスクの調査結果について (PDF) (東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会 2011/8/26付けの情報)
http://www.tobunken.go.jp/japanese/rescue/110829.pdf
東京文化財研究所
http://www.tobunken.go.jp/index_j.html
参考:
被災文化財等救援委員会、「海水で濡れた資料を殺菌燻蒸することによる発がん性物質発生のリスクについて」を公開
http://current.ndl.go.jp/node/18795