2023年6月13日、米国図書館協会(ALA)のウェブサイトにおいて、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が「学術図書館の動向と統計」の2022年版を刊行したと発表しました。
発表の中では、調査や結果の概要が紹介されています。2022年調査には、人員配置、支出、コレクション、図書館サービス、そしてCOVID後の図書館サービスと職場の傾向という5つの主要項目に関する学術図書館のデータが含まれているとあります。主に米国の学術図書館3,397館に調査への参加が呼びかけられ、1,509館が回答したとあります(回答率44.4%)。
主な調査結果として以下等が挙げられています。
・60.7%の図書館職員が、何らかの形でリモート形式で働く選択肢を持っている。
・2017年以降、図書館が所蔵する電子書籍の平均タイトル数は31万5,213から61万9,805となり、96.6%増加した。
なお、2022年の調査データは、オンラインサブスクリプションサービス“Benchmark: Library Metrics and Trends”で提供されています。
2022 Academic Library Trends and Statistics data now available(ALA, 2023/6/13)
https://www.ala.org/news/member-news/2023/06/2022-academic-library-trends-and-statistics-data-now-available
参考:
米国の大学・研究図書館協会(ACRL)、「学術図書館の動向と統計」の2021年版の概要を掲載 [2023年04月18日]
https://current.ndl.go.jp/car/180382
大学・研究図書館協会(ACRL)、大学・研究図書館に影響を与える高等教育の現状調査レポートの2023年版を公開(米国) [2023年03月06日]
https://current.ndl.go.jp/car/173659