2011年6月8日に、米国のデューク大学図書館が、同大学構成員による査読付き学術雑誌のオープンアクセス(OA)化を支援するサービスを発表しています。この学術雑誌OA化サービスでは、カナダと米国の大学によって構成される“Public Knowledge Project”が開発した“Open Journal Systems”という無料のオープンソースプラットフォームを活用しているようです。このプラットフォームを利用することで、編集担当が投稿論文の受付から査読、編集、レイアウト調整、発行までの一連の編集作業を容易に行うことができるようです。既に、同大学の古典学部発行の“Greek, Roman, and Byzantine Studies”と、ドイツ語学部等による“andererseits: Yearbook of Transatlantic German Studies”の2誌で、この学術雑誌OA化サービスを導入済みあるいは導入が決定しているとのことです。
Greek, Roman, and Byzantine Studies
http://grbs.library.duke.edu/
andererseits: Yearbook of Transatlantic German Studies
http://openpublishing.library.duke.edu/index.php/andererseits/
Open Access Journal Publishing (Duke Libraryのウェブサイト)
http://library.duke.edu/openaccess/ojs.html
Libraries Offer Tools and Support for Open-Access Publishing (Duke Library 2011/6/8付けの記事)
http://library.duke.edu/news/main/2011/article75.html
Public Knowledge Project
http://pkp.sfu.ca/
参考:
Open Journal Systemsを用いた電子ジャーナル1000誌を超える
http://current.ndl.go.jp/node/6231
デューク大学、構成員の学術記事をオープンアクセス化
http://current.ndl.go.jp/node/15969