2023年3月31日、株式会社カーリルが、学校図書館支援プログラムで提供している学校図書館向けの蔵書検索サービスにChatGPT(OpenAI API)を組み込んだ「蔵書検索サポーター」の実装にあたり、その実証実験を実施することを発表しました。実験に協力できる図書館を募集しています。
「蔵書検索サポーター」は、検索キーワードにヒットする本がなかった場合に、別のキーワードを提案することや、自然文の質問から適切な検索キーワードを提案することを想定しているとしています。
実証実験は、汎用AIの活用にあたっての課題や可能性、プライバシーポリシーの定義などについて議論を深めることと、運用にかかるコストの検証を目的とし、実証実験にかかる費用はすべて同社が負担するとしています。
ChatGPTによる蔵書検索サポーターの実装(協力図書館募集)(カーリルのブログ, 2023/3/31)
https://blog.calil.jp/2023/03/chatgpt.html
「蔵書検索サポーター」デモページ
https://try.calil.jp/withai/
参考:
株式会社カーリル、「カーリル COVID-19 学校図書館支援プログラム」の名称変更と無償提供の継続を発表 [2022年09月06日]
https://current.ndl.go.jp/car/46781