ダブリン大学トリニティカレッジが研究成果のオープンアクセス化の方針を発表

2010年10月20日、アイルランドのダブリン大学トリニティカレッジ(Trinity College Dublin:TCD)が研究成果のオープンアクセス化の方針を発表しています。この方針は、雑誌論文やその他の学術成果を、TCDの機関リポジトリである“TARA(Trinity’s Access to Research Archive)”を通じて提供するものです。公開される研究成果には、すべての学術論文、査読付きのカンファレンスペーパー等の他にも、教員が執筆した図書や既発表の研究に関連するデータセットの公開も求められているようです。TCDのプレスリリースによると、この種のオープンアクセスの方針の決定は、アイルランドの大学では初とのことです。

TARA (Trinity’s Access to Research Archive)
http://www.tara.tcd.ie/

TCD to Provide Free Online Access to its Research (2010/10/20付け TCDの記事)
http://www.tcd.ie/Communications/news/pressreleases/pressRelease.php?headerID=1585&vs_date=2010-10-20

参考:
マサチューセッツ工科大学(MIT)、全学一致でオープンアクセス義務化方針を採択
http://current.ndl.go.jp/node/12243

ハーバード大学ビジネススクールも研究成果をオープンアクセス化へ
http://current.ndl.go.jp/node/15871