ペルー国立図書館(BNP)の法定納本サービスの地方分散化(記事紹介)

2022年12月13日、ペルー国立図書館(BNP)が、法定納本サービスの地方分散化に関するブログ記事を掲載しました。

国民の身近な存在となるため、BNPは国内各地に法定納本の収集センターを設立し、サービスの分散化を図っており、最近、クスコ県と協定を結び、クスコ市立図書館(Gustavo Pérez Ocampo)が法定納本地方分散収集センター(Centro de Acopio Desconcentrado del Depósito Legal)として認定されたとあります。クスコ県はイカ県、ワヌコ県に次いで国内で3番目の収集センターを持つ県となり、出版社や著者等は地元で納本することができるようになったとしています。

記事は、BNPとクスコ県との協定調印式の様子を伝えられています。また、BNPのファビオラ・ベルガラ(Fabiola Vergara)館長が、BNPは地方政府や大学と協力して地域の出版者、著者、編集者にサービスを提供しており、今後も国の各地に法定納本の収集センターを設立すべく活動を続けていくと述べたことなどが紹介されています。

BNP desconcentra servicio del Depósito Legal en el país(BNP, 2022/12/13)
https://www.bnp.gob.pe/bnp-desconcentra-servicio-del-deposito-legal-en-el-pais/

参考:
201周年を迎えたペルー国立図書館(BNP)の歴史(記事紹介) 2022-09-14
https://current.ndl.go.jp/car/46825

ペルー国立図書館による図書館の設置推進(記事紹介) 2022-07-26
https://current.ndl.go.jp/car/46550

ペルー国立図書館、点字郵便サービスを通した点字印刷テキストの無料送付を開始 2022-02-22
https://current.ndl.go.jp/car/45673