米国で毎年9月の最終週に開催されている「禁書週間」(Banned Books Week)が2010年も開催されています。知的自由の重要性や検閲の危険性を訴えるためのイベントで、米国内で実際に閲覧制限になった資料や閲覧制限の申し立てがあった資料の紹介も行われています。米国図書館協会(ALA)のサイトでは、閲覧制限の申し立てのあった資料の多くが制限を免れたことについて、図書館員や関係者の努力によるものだとして、取り組みの継続を訴えています。
Banned Books Week: Celebrating the Freedom to Read(米国図書館協会(ALA)のサイトの情報)
http://www.ala.org/ala/issuesadvocacy/banned/bannedbooksweek/index.cfm
Books Challenged or Banned in 2009–2010(2009-2010年に閲覧制限になった資料、閲覧制限の申し立てのあった資料の紹介)
http://www.ala.org/ala/issuesadvocacy/banned/bannedbooksweek/ideasandresources/free_downloads/2010banned.pdf
参考:
「禁書週間」のウェブサイト、閲覧制限申し立て事例の分布地図を掲載(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/14157