スペイン・バルセロナ市議会、「バルセロナ図書館基本計画2030」を発表：2030年までに新たに5館を建設し、既存の7館を移転・拡張予定

2022年11月21日、スペインのバルセロナ市議会が、「バルセロナ図書館基本計画2030」（Plan Director de Bibliotecas de Barcelona 2030）を公開しました。

同計画は、情報・知識へのアクセス、読み書き・会話表現や芸術参加、教育・生涯学習・文化的リテラシー、文化・知識へのアクセスや文化的参加における公平性の4つの戦略的分野を通して、図書館を同市における読書と知識の普及のための主要な地域文化サービスとして推進するとあります。

1998年以来3回目となる今回の計画では、2030年までに新たに5館の建設が予定されており、計45館の公共図書館ネットワークを提供するとしています。既存の7館の移転、拡張も予定されています。

なお、同日付で計画について取り上げたEl País紙によると、2021年の同市の図書館の利用者は平均14,653人で、市民の54％が図書館カードを持っているとあります。また、2022年の図書館利用は増加傾向にあり、2021年比25％増となっていると述べられています。

参考：
スペインの文化・スポーツ省、バルセロナに国家公共図書館（Biblioteca Pública del Estado）を建設することを発表2022-09-30
https://current.ndl.go.jp/car/46917

公共図書館内への書店設置　バルセロナで計画中2013-01-22
https://current.ndl.go.jp/car/22748

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