米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、2008会計年度の「公共図書館調査」(Public Libraries Survey)の結果を公表しています。全米の公共図書館9,259館を対象にした調査で、来館回数、貸出回数、インターネットにアクセスできるパソコンの利用回数、所蔵資料の点数などの項目について、公共図書館界全体の傾向が調べられています。レポートによると、国民一人当たりの来館回数は5.1回で、1999年度の調査時より19.7%増加しているとのことです。そのほか、貸出回数、パソコンの利用回数などは増加傾向にあるものの、レファレンスの処理件数は減少しているようです。
Public Library Visits, Circulation Spike While Staff Numbers Stay the Same:
IMLS FY2008 Public Libraries Survey Report(IMLSのプレスリリース)
http://www.imls.gov/news/2010/063010.shtm
Public Libraries in the United States: Fiscal Year 2008
http://harvester.census.gov/imls/pubs/pls/pub_detail.asp?id=130
参考:
IMLS、全米の公共図書館の2007年度の利用統計を公表
http://current.ndl.go.jp/node/13468