米国の図書館では貸出資料の延滞に対し罰金を課すことがありますが、経済不況の影響もあり、罰金があるため図書館を利用しなくなる人がいるという問題があるようです。その解決のため、いくつかの図書館では、罰金を支払う代わりに缶詰や日用品などによる物納(図書館経由で慈善団体等に寄付される)を認めたり、子供に対して図書館の読書イベントに参加することで帳消しにしたりしているそうです。延滞のため図書館を利用しなくなった利用者に戻ってきてもらうとともに、延滞中の図書館資料を返却してもらう狙いがあるとのことです。
New and Creative Leniency for Overdue Library Books(2009/12/28付けNYTimes.comの記事)
http://www.nytimes.com/2009/12/29/us/29library.html
Read off your fines at the Bay County Library System(2009/12/26付けBAY CITY TIMESの記事)
http://www.mlive.com/news/bay-city/index.ssf/2009/12/read_off_your_fines_at_the_bay.html
Creative leniency for overdues(2010/1/7付けLibraries in the Newsの記事)
http://www.ilovelibraries.ala.org/news/?p=646