学術論文の著作権は廃止すべきか?(文献)

ハーバード法科大学院(Harvard Law School)のShavell教授による、Should Copyright Of Academic Works Be Abolished?という論文がウェブで公開されています。
(要約部分の大意)
・学術論文を著作権フリーとした場合には出版社が販売利益を得られないため、研究者に費用を負担させることになるが、これでは研究者のインセンティブが低下する。
・その費用を大学や助成機関が負担することにすれば、研究者のインセンティブは低下せず、社会的に望ましい結果が得られるのではないか。
・現在行われているオープンアクセスへの取組みは困難に直面しているため、学術論文の著作権の廃止は法の改正により行うべきである。

Should Copyright Of Academic Works Be Abolished?
http://cyber.law.harvard.edu/sites/cyber.law.harvard.edu/files/Copyright%207-17HLS-2009.pdf

“Should Copyright of Academic Works Be Abolished?”(2009年7月20日付けDigitalKoansの記事)
http://digital-scholarship.org/digitalkoans/2009/07/20/should-copyright-of-academic-works-be-abolished/