米国オハイオ州の公共図書館への資金の削減をめぐる問題は、7月からの新年度に入ってからも2週間の暫定予算が組まれるなどの対応が取られていましたが、このほど正式な2010-2011年の予算が決定されたとのことです。公共図書館向け資金(Public Library Fund:PLF)は一般税収の2.22%から1.97%に低下するものの、削減金額は、当初知事が示していた2.27億ドルから8400万ドルに縮小されるとのことです。それでも図書館への影響は大きいと見られていますが、オハイオ図書館協議会のEvans氏は、削減幅が縮小されたことについて、議会と、議員に影響を与えた市民に感謝の意を表しています。
In Final Ohio Budget, Libraries Will Lose Up to 30% of State Support– Library Journal, 7/15/2009
http://www.libraryjournal.com/article/CA6671131.html
7/13/09 Public Library Funding Cut in New State Budget
http://www.olc.org/news_story071309.asp
参考:
米国オハイオ州知事、州内の公共図書館に提供する資金の半減を提案
http://current.ndl.go.jp/node/13409
米国オハイオ州知事、オハイオリンクの資金削減は小幅を提案
http://current.ndl.go.jp/node/13459