Wikimedia財団は2009年3月末、Wikipediaのユーザビリティ調査を実施しましたが、このほど最終結果の公開に先立ち、結果のプレビューが発表されました。これによると、
○目立った意見
・情報源としての比類なさに対する肯定的評価
・平易さ、首尾一貫性、テーマの広範さに対する肯定的評価
など
○改善の余地
・投稿ルールや投稿時のエチケットの複雑さ、難解さに対する配慮
・コンピュータ用語やhtmlに詳しくない投稿者に対する配慮
など
○失敗
・レファレンスなどを追加するときのウィキの複雑なシンタックスと、それに対するヘルプの見つかりにくさ
など
といったことが分かったそうです。正式な結果は間もなく公開される予定です。
Usability Study Results (Sneak Preview)
– Wikimedia blog 2009/4/24付けの記事
http://blog.wikimedia.org/2009/04/24/usability-study-results-sneak-preview/
参考:
記事編集作業の障害は何?―Wikipediaがユーザビリティ調査を実施
http://current.ndl.go.jp/node/12587