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カレントアウェアネス
No.318 2013年12月20日
CA1807
埼玉県高校図書館フェスティバルに取り組んだ3年間
-職種を超えた連携とつながりの中で-
埼玉県立春日部女子高等学校:木下通子(きのしたみちこ)
埼玉県立新座高等学校:宮崎健太郎(みやざきけんたろう)
はじめに
学校図書館には運営する職員が不可欠である。現在埼玉県は、すべての県立高校(視覚障害以外の特別支援校を除く)に司書を配置している。しかし、その採用試験は2000年以降12年にわたって行われなかった。そのような状況の中、高校図書館への注目を促すべく、県内の司書の有志は、2011年から埼玉県高校図書館フェスティバルを開催した。本稿は、その歩みをまとめたものである。
1. フェスティバル開催に至るまで
1.1 埼玉県立高校の学校司書の歩み
本論に入る前に、埼玉県の県立高校における学校司書の歩みを確認しておきたい。
1953年、学校図書館法によって、「学校には、学校図書館を設けなければならない。」と定められた。1960年時点で、埼玉県では「学校図書館担当職員」が県立高校の36校に52名いることが埼玉県高等学校図書館研究会(以下埼玉高図研)(1)司書部会が行った「埼玉県高等学校司書実態調査」によってわかっている(2)。内訳は、公費採用30名、私費採用22名の52名である。埼玉高図研は学校司書の全校配置と団体雇用職員の県費採用を県に要求し始めた。県は1962年に学校司書補職を、また1968年に学校司書職を設置し(行政職)、有資格者が図書館専任として勤務する条件が整った。1975年には県立図書館と一括で、司書採用試験による独自採用が始まり、1979年には全日制高校への司書の全校配置が実現している(3)。その後も、司書職採用試験は1991年から人事委員会による「免許資格職職員採用試験」に形を変えて継続してきた 。
しかし、県は2000年に司書職の採用試験を実施しなかった。その後、臨時的任用者による欠員補充が行われるようになったが、2012年までの12年間、採用試験は実施されない状況が続いた。
1.2 フェスティバル開催のきっかけ
採用試験の再開に向けて、現場の職員としては埼玉高図研のほか、埼玉県高等学校教職員組合(埼高教)、 埼玉高等学校教職員組合(埼玉高教組)などが各々の立場で県に働きかけをしていたが、採用試験の再開にはいたらなかった。
そこで、当時春日部東高校に勤務していた木下は、県当局にではなく、県民に学校司書への関心を喚起し必要性を訴える企画が必要であると考え、採用試験の中断から10年目となる2010年の秋に県内の高校司書の個々に声をかけ、有志を募った。この呼びかけに5人が応じ、計6人で実行委員会を組織した。
いままで築いてきた学校司書の仕事を県民の目に見える形で伝える。この形の企画であれば、目指すべき職員制度に対する見解の相違を超えて県内の司書が一致し、盛り上げることが可能となる。広く関心を喚起するためには、お祭りのような楽しいイベントとしたい。そう判断した実行委員会は、この企画名を「埼玉県高校図書館フェスティバル」と決め、準備を始めた。
2. 高校図書館フェスティバル開催に向けた企画・準備
2.1 フェスティバル当日の企画
実行委員会での検討の結果、企画は「学校図書館って楽しい!」をコンセプトに据え、シンポジウムを中心とした半日のイベントをメインとすることにした。
シンポジウムは、学校司書以外の立場の方にパネリストを依頼し、司書の独り善がりではない形で、埼玉県の高校における学校図書館の役割を浮かび上がらせるものにしようと考えた。
とはいえシンポジウムだけでは楽しい様子は伝わらない。そこで、会場内は各校の館内で行われているような資料展示や授業の様子、生徒たちから集めた「I Love 図書館」のメッセージなどを華やかに展示した。この展示は、実行委員の一人が「図書館と県民のつどい・埼玉」(4)に関わっており、その際に一緒にスタッフとして展示を行った司書に協力を要請し、実現した。
実行委員会では、政治家に伝えることも必要であると考えた。そこで、県議会議員の文教委員を中心とした48名に招待状を送付した。
2.2 「埼玉県の高校司書が選んだイチオシ本」
フェスティバル開催の実質的な準備期間は3ヶ月程度に過ぎない。多くの方にアピールするためには発信するチャンネルが1つでも多いほうが良い。また、1日しか行われないイベントでは、人々の関心を喚起するには限界がある。そう考えた私たちは、継続的に今回のイベントをPRする方法を模索した。
その一つが「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本」という企画である。
学校司書の専門性を知ってもらうためには、私たち高校司書が図書館にどのような本を選び、また生徒に薦めたいと感じているかを理解してもらうことが有効だと考え、高校生に薦めたい本(イチオシ本)を県内高校司書の投票によって決定することにした。この「イチオシ本」を展示するフェアを書店や図書館で展開し、そこでパンフレットを配布できれば、継続的に私たちの活動をPRできる。
こうした企画意図に基づいて、県内の書店には、フェアの開催を依頼した。また、県内外の図書館に関わる企業や団体、書店を中心にパンフレットの印刷やWebページのサーバー提供、直接的な資金援助など、このイベントへの協賛をお願いしたところ、13の企業・団体からの協力があった。
2.3 ネットやマスメディアによる発信
継続的なPRの手段のもう一つに、Webページの構築とTwitterを活用した情報発信がある。
Webページ(5)は単にイベントを告知するだけのページとはせず、埼玉の高校司書の歩みや高校図書館の現場の様子を伝え、司書が校内でいかに必要とされる存在であるかを伝えることとした。ホームページを見てもらうことで、、会の趣旨についての説明を大幅に省くことができた。Twitter(6)では、イベント告知や「イチオシ本」の紹介をした。また、高校図書館での日々の出来事を、司書がその出来事にどんな意図をもって関わっているのかも意識してツイートするようにした(7)。
さらに、マスコミへの働きかけも積極的に行った。朝日・毎日・読売のほか地元埼玉新聞にフェスティバルの情報を提供すると同時に、地元FM局Nack5の番組に投稿をした。ラジオで投稿が読まれ新聞に記事が載った日には、Webページのアクセス数は大幅に伸びた。フェスティバル当日、ラジオを聴いて実際に会場を訪れたという方もおり、一般の方への広報手段としてマスコミは非常に大きな力を持っていると感じた。
3.高校図書館フェスティバル開催当日
および前後の様子
3.1 フェスティバル2011 前夜
フェスティバルに先駆けて2011年2月10日には、「イチオシ本」2010を発表した。
埼玉県内には、150名以上の高校司書がいるが、34名から75タイトルの投票があった。この中から1位に選ばれたのは『世界で一番美しい元素図鑑』(8)である。この本は文芸書ではないが、理科の授業などでも活用され、見た目も美しい。神奈川・鳥取といった他県の先行事例(9)(10)では上位に文芸書が選ばれることがほとんどだったこともあり、Twitter上では意外な結果として受け止められた。埼玉の高校では授業で活用される学校図書館づくりをも視野に入れて研究してきた伝統(11)があり、そうした授業重視の姿勢が結果に現れた、と実行委員会では分析している。
さっそく同書の版元である創元社に報告したところ、先方も一位になったことを大変喜び、同社のHPで一位に選ばれたことを掲載するとともに、本会にコメントを寄せた。
また、フェスティバル当日を前に、連日Twitterを通したアピールも行った。これらのツイートは数多くのアカウントによってリツイートされ、拡散していった。フェスティバルアカウントのフォロワーは、当初は一般の方を想定していた。実際には一般の方のフォローはあまり広がらなかったが、県内外の学校司書のほか、県内外の若手公共図書館員や研究者、出版関係者を中心としたフォロワーに埼玉県の高校の現状や会の趣旨を広く伝えられたと考えている。
3.2 フェスティバル2011 当日・事後
2011年のフェスティバルは2011年2月19日に実施した(12)。
会場は「イチオシ本」の展示や生徒たちによるコメント、図書館内での展示の再現などで彩られ、華やいだ雰囲気を演出した。こうした展示は、参加者アンケートに、「もっと展示をゆっくり見たい」との感想が多く寄せられるなど好評で、この後のフェスティバルにも踏襲されている。
イベントでは、最初に埼玉県の高校司書の歩みを報告した後、「利用者からみた高校図書館」というタイトルでシンポジウムを行った。このシンポジウムは、図書館を活用している県立高校教諭、現役高校生、一年雇用の臨時採用で頑張っている県立高校司書、小学校図書館に「人」を置くことを議会・行政に働きかけている市の住民をパネリストに迎えて行った。
当日の一般来場者は104名、埼玉県内の高校司書の46名を合わせ、150人が集った。また、招待状を送った県議会議員は1名が来場し、数名からコメントが寄せられた。このイベントの様子は、Twitterを使った実況中継を通し、会場に来られない方へも発信した(13)。当日の来場者数は実行委員会の想定を大きく上回ったため、この中継とSkypeを利用して急遽別会場を準備し対応した。
フェスティバル終了後には、実行委員会の依頼に応じた県内の12の書店が「イチオシ本」フェアを実施した。フェアで使用したPOPを通して、書店の来店者にも高校図書館のことを周知することができた上に、この様子は新聞等でも紹介された(14)。
3.3 フェスティバル2012
2012年のフェスティバルの準備は2011年の秋に開始した。第13回図書館総合展のポスターセッションに出展しPRを行うとともに(15)、協賛スポンサーの獲得に努めた。
「イチオシ本」2011には57名から91タイトルの投票の中があり、1位は『舟を編む』(16)となった。版元にコメントを依頼したところ、思いがけず著者の三浦しおんさんから直筆のコメントと色紙が寄せられた。このほか、ベスト10にランクインした作品すべての著者または編集者のコメントをパンフレットに掲載でき、前年にもまして充実したパンフレットになった。
この年から「イチオシ本」フェアの開催時期をフェスティバル開催前に前倒しすることとし、書店や図書館の協力を仰いだ。これは、フェスティバルと連携したイベントであることをアピールするためである。この年は前年度の実績もあってフェアを実施する店舗が大幅に拡大して、(株)リブロ17店舗、須原屋書店全店(8店舗)をはじめ、県内30店舗近くの書店でのフェアが実現した。また、埼玉県立図書館、さいたま市立図書館をはじめとする県内40館近くの公共図書館もパンフレットを配布した。
フェスティバルは2月26日に行った(17)。メインとなるイベントは「ひと目でわかる高校図書館の一日」という寸劇、現場の高校司書と教師による図書館の授業利用の報告、司書のいない特別支援学校の先生からの切実な訴えなどを盛り込んだ。
来場者数は110名、うちスタッフとして参加した県内の司書が27名だった。この年は県議会の文教委員のほか、埼玉県選出の国会議員にも案内状を出し、県議会議員3名、国会議員2名が来場した。来場者アンケートには「学校図書館のイメージが変わりました」「明るくていい雰囲気ですね」といった感想が寄せられた。
2011年にSkypeを使った中継を実施して成功したことから、2012年にはUstream中継にも取り組み、平均視聴数は30だった。Twtterでのアピールも熱心に行った結果、フェスティバルの会場にはTwitterを見ての参加者が多く、Ustream中継による参加者ともども、会に対してTwitter上で多くの感想が寄せられた。こうした参加者のツイートと公式アカウントからの中継との相乗効果で、主に図書館界の若手に、埼玉の高校図書館の取り組みが広く拡散し、好意的に受け止められたと感じている(18)。
3.4 フェスティバル2013
2012年4月に埼玉県免許資格職職員採用試験(司書)の復活という朗報が私たちの元に届いた。試験は9月に行われ、422名の応募があり最終的に10名が採用された(19) (20)。2013年4月には埼玉県立図書館に7名、埼玉県立高校へ3名が配属された(21)。現職者にとって、待ちに待った後輩がやってきたのである。
これを受けて、2013年のフェスティバルは、「ファイナル」と銘打って行うこととした。ファイナルとしたのは、最大の目的である採用試験の再開が実現したので、このイベントにかけるエネルギーを現場の仕事の質を高める方に向けていこうと思ったからである。
「イチオシ本」2012は72名より120タイトルの投票があり、一位に『楽園のカンヴァス』(22)が選ばれた。昨年に引き続き、2012年版も書店の協力により、県内各地の書店でフェアを開催することができた。
2013年6月2日に行われたフェスティバルでは、メインの報告に学校図書館と授業の連携事例、そして秩父地区で脈々と培われてきた生徒による読書会を選んだ。読書会(23)については、秩父地区の高校に在学中、図書委員として読書会を体験した大学生が発表を担当した。
県内の報告だけでなく他県の高校図書館の様子も知らせようと、東京(24)・神奈川・鳥取の高校司書による読書大賞の取り組みについて各主催団体に協力を要請し、ポスター展示を行った。また、みちのく図書館員連合MULUのメンバーによる、図書館体操(25)の実演に参加者ともども取り組んだ。来場者は95名である。うちスタッフとして参加した県内の司書が22名、県議会議員1名、国会議員3名の来場もあった。またUstream中継のユニーク視聴数は84名であり、合わせた参加者数は過去最高となった。
4.職種を超えた連携の中で
当初は6人で始めたイベントだったが、会を続けるうちに、私たち学校司書のほか、様々な職種の方々とつながり、関わりあうことでより大きな成果を上げることができたと考えている。そこで、最後にこのイベントにどのような人が関わったのかをまとめておきたい。
まず、いうまでもなく高校司書である。これまでは高校司書の中でも学校図書館問題研究会などの研究会をベースに活動する司書と各組合で活動する司書の間にはどこか距離があった。しかし、今回のイベントを通して融合することで、交流が深まった。
次に学校関係者である。教師にはイベントに関わることで授業を検証し、学校図書館との連携について考えてもらうことができた。生徒たちは、ふだんからの図書館への思いを言葉にした「I Love 図書館」のメッセージを寄せることで、学校図書館がそこで果たしている役割を参加者に示すことができた。
市民とはもともと、学校図書館を考える・埼玉ネットワークの活動を通して、小・中学校の図書館に「人」を置く運動でつながっていたが、このイベントを通して高校図書館にも目を向けてもらい、学校図書館の意義を学校の外の視点で発信することができた。
また、本の作り手である出版者や渡し手である書店とも、関わりを持つことができた。「イチオシ本」へのコメントをもらうために連絡をとった編集者とのやりとりを通し、編集者の側でも読者が何を求めているかの情報を知りたがっていて、自分たちが送りだした本がどう活用されているかに興味を持っていると知った。また、書店でのフェア開催は、私たち学校司書の存在を広める上で大きな意味があったと考えている。ある書店の担当者は、高校生をターゲットにした販促の機会ができた、との意見を実行委員に寄せている。高校生の読書活動を盛り上げるために、今後さらに協力できることがあるだろう。
フェスティバルに3年間続けて来場した県議会議員は、地元の小・中学校図書館に目を向けて議会質問を行っている(26)。県議会議員に現場の情報を伝えていくことの大切さを学んだ。
フェスティバルの紹介をお願いする働きかけがきっかけで地元テレビ局テレビ埼玉の報道番組に学校司書の日常的な活動が紹介される(27)など、フェスティバルの枠にとどまらないアピールの場を得ることも大きな成果だったといえよう。
2011年6月には図書館問題研究会、2012年8月には東京都立高等学校学校司書会でフェスティバルについて報告をした。学校図書館の世界に限らず、様々な図書館関係者の関心を集める機会を作れたことで新たなつながりを持てそうな予感がある。私たち高校司書は、本の渡し手として、出版社や書店を始め、いろいろな人とつながっていけると発見した3年間だった。本イベントの意義はこの点にあったと考えている。
(1) 埼玉県高等学校図書館研究会.埼玉県高校図書館研究会は、埼玉県高等学校連合教育研究会の傘下に属する公的な研究団体である。同会のホームページは以下のとおり。
“埼玉県高等学校図書館研究会:埼玉高図研HPへようこそ”. 埼玉県高校図書館研究会.
http://www2.spec.ed.jp/krk/tosyokan/, (参照 2013-09-27).
(2) “埼玉県高等学校司書実態調査”. 埼玉県学校司書の現状. 埼玉県高等学校図書館研究会司書部会, 1960, p. 10-52.
(3) “埼高教司書部活動報告&司書のあゆみ”. 司書部白書. 埼玉県高等学校教職員組合司書部・白書委員会, 1988, p. 2-7.
(4) 埼玉県図書館協会ほかが主催、館種を超えたPRを行っている。2013年のホームページは以下のとおり。
“図書館と県民のつどい埼玉”. 埼玉県図書館協会.
http://www.sailib.com/tudoi/, (参照 2013-09-27).
(5) 埼玉県高校図書館フェスティバル.
http://shelf2011.net/ , (参照 2013-09-27).
(6) “埼玉県高校図書館フェスティバル”. Twitter.
http://twitter.com/shelf_20110219, (参照 2013-09-27).
(7) これらのツイートはブログに編集し、本会のWebページに掲載している。
“高校図書館の毎日”. 埼玉県高校図書館フェスティバル.
http://shelf2011.net/htdocs/?page_id=49, (参照 2013-09-27).
(8) グレイ, セオドア. 世界で一番美しい元素図鑑. 創元社, 2010, 240p.
(9) “神奈川学校図書館員大賞(KO本)”. 神奈川県学校図書館員研究会.
http://www.kastanet.pen-kanagawa.ed.jp/topics/kobon.html, (参照 2013-09-27).
(10) とっとり秋の読書大賞.
http://akidoku.blogspot.jp/, (参照 2013-09-27).
(11) 高校図書館の公的な研究団体として、関東では東京都立高等学校学校司書会や神奈川県学校図書館員研究会など、学校司書だけで集まる研究団体が見られる。これに対し、埼玉高図研は発足当時から教員と司書とが共に参加して組織しており、図書館を使った学習は研究テーマの大きな柱となっている。
(12) 詳しくは以下を参照されたい。
“埼玉県高校図書館フェスティバル”. 埼玉県高校図書館フェスティバル.
http://shelf2011.net/htdocs/?page_id=19, (参照 2013-09-27).
(13) このときの会内外のツイートは、@librarius_i氏によって以下のページにまとめられている。
“2月19日埼玉県高校図書館フェスティバルシンポジウム実況と反応まとめ”. Togetter.
http://togetter.com/li/102996, (参照 2013-09-27).
(14) 高校司書が選んだイチオシ本. 毎日新聞. 2011-02-19. 朝刊. p. 25 (埼玉版).
(15) 図書館総合展運営委員会, “司書のいる「学校図書館」は、楽しくて役に立つ!”.図書館総合展.
http://2011.libraryfair.jp/node/220, (参照 2013-11-12).
(16) 三浦しをん. 舟を編む. 光文社, 2011, 259p.
(17) 詳しくは以下を参照されたい。
“埼玉県高校図書館フェスティバル 2012”. 埼玉県高校図書館フェスティバル.
http://shelf2011.net/htdocs/?page_id=82, (参照 2013-09-27).
また、2012年はカレントアウェアネス-Rでも取り上げられている。
“埼玉県高校図書館フェスティバルが開催”. カレントアウェアネス・ポータル.
http://current.ndl.go.jp/node/20251, (参照 2013-09-27).
(18) 2012年以降の会内外でのツイートの様子はTogetterの本会アカウントのページにまとめてある。
“「shelf_20110219」さんのまとめ”. Togetter.
http://togetter.com/id/shelf_20110219, (参照 2013-09-27).
(19) “埼玉県職員採用情報”. 埼玉県. 2013-04-26.
http://www.pref.saitama.lg.jp/site/saiyou/result1.html, (参照 2013-09-27).
(20) 関東地方では2012年に神奈川県で14年ぶりとなる司書職の採用試験が行われた。また東京都では2010年に9年ぶりとなる司書職の採用試験が行われて以来、司書職の採用試験が続いている。しかし、ただし、どちらも採用人数は少数にとどまり、公立高校には配属されていない。
(21) さらに、2013年も埼玉県の司書職採用試験は継続して行われた。
(22) 原田マハ. 楽園のカンヴァス. 新潮社, 2012, 294p.
(23) この読書会の実践については、初期の報告が以下に記されている。
倉林初男. “学級読書会(高校): 企画から運営まで”. 学校図書館. 1984. (384), p. 17-22.
(24) 東京の司書有志が行った「おすすめ本大賞」
“おすすめ本大賞”. 図書館フリーウェイ.
http://tosyokanfreeway.seesaa.net/category/14730911-1.html, (参照 2013-09-27).
(25) 図書館体操については、カレントアウェアネス-Rでも取り上げられている。
“図書館体操第一(動画)”. カレントアウェアネス・ポータル.
http://current.ndl.go.jp/node/22403, (参照 2013-09-27)
(26) “平成25年2月定例会 一般質問・答弁全文(菅克己議員)”. 埼玉県. 2013-03-15.
http://www.pref.saitama.lg.jp/page/gikai-gaiyou-h2502-i021 .html, (参照 2013-09-27)
(27) 2012年2月24日の『ウイークエンド930』では「高校司書の仕事」という特集が、また2013年6月12日には『ニュース930』にて「新人高校司書」という特集が放映された。
Ref: 埼玉県高校図書館フェスティバル実行委員会. 埼玉県高校図書館フェスティバル: 高校図書館って楽しい!. 埼玉県高校図書館フェスティバル実行委員会, 2011.
[受理:2013-11-16]
木下通子, 宮崎健太郎. 埼玉県高校図書館フェスティバルに取り組んだ3年間-職種を超えた連携とつながりの中で-. 2013, (318), CA1807, p. 8-12.
http://current.ndl.go.jp/ca1807
Kinoshita Michiko, Miyazaki Kentaro.
The School Library Festival of Saitama Prefecture in Japan: Based on the Collaboration with School Librarians, Teachers and Citizens.