CA1749 - 研究文献レビュー:MLA連携-アート・ドキュメンテーションからのアプローチ / 水谷長志

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カレントアウェアネス
No.308 2011年6月20日

 

CA1749

研究文献レビュー

 

MLA連携-アート・ドキュメンテーションからのアプローチ(1)

 

1. 「災後」を生きる:前言

 本稿を書き進めている2011年4月、余震が間断なく続き、さらに福島原発のことを思えば、震災後ではなく、いまだ震災中であろう。

 3.11以来、風景が変わってしまった。被災地はもとより非被災地も日本のいずれの地も風景とその見え方が変わった。ミュージアム、ライブラリ、アーカイブ(MLA)という、歴史の時間の堆積において機能するものが、この震災を機にその働きを問い直されていると思う。

 Museum Career Development Network(MCDN)は2011年4月16日、公開講座「被災ミュージアムの支援と危機管理対策」(2)を開いた。文化庁文化財部美術学芸課長の栗原祐司は、被災地にある文化財の救出と保全を目的とする文化財レスキュー事業に関する報告において、救済するものの範囲を家の記録としてのアルバムまでも含みたいと述べ、兵庫の博物館の学芸員は1995年1月17日の阪神・淡路大震災において、救済しミュージアムが守るべき美術品とそうでないものとの価値の差異とは何なのかを問われたという体験を語った。あるいは被災の現状と復興のプロセスを記録することの意味と必要が、3.11以後、様々な場で説かれている(3)

 MLA(あるいはK=公民館を含んで)は、東日本大震災被災地での復興の過程で、その存在と機能が問われ、MLA連携の意義と実体もまた問われ、変容するであろう。

 すでにsaveMLAKという「博物館・美術館、図書館、文書館、公民館(MLAK)の被災・救援情報サイト」(4)が稼働している。このプロジェクトの進行は、ウェブサイトでの情報支援を基礎としながら、MLAKとその従事者の姿勢を問いつつ、その連携のありようを変えていく予感を孕んでいる。

 

2. 「MLA連携」とは何か?

2.1. 本研究文献レビューとアート・ドキュメンテーション

 以上前言を書いたのは、MLA連携をレビューすることを目的とする本稿を書くにあたって、3.11に始まるMLAの復旧復興の過程そのものが、MLAとその連携について、日々再考を迫る事態が進行していることを記録しておきたいが故である。

 近年のMLA連携の動向については、当然のことながらMLAの個々それぞれの文脈からアプローチと成果が現れており、その全てをフォローすることが困難であるということもあるが、以下、アート・ドキュメンテーションの文脈に沿って、MLA連携に関する研究文献をレビューすることを冒頭お断りしておきたい(5)。この連携の姿を端的に示し、課題の設定としてMLA連携を具体的に提示してきたのが、美術図書館を含んで美術の資料と情報に関わるアート・ドキュメンテーションの文脈においてであったからである。

 また、本誌の研究文献レビューは、近年5年程度をその範囲としているが、本稿では通例と異なり、1980年代半ば以降においてわが国で始まるアート・ドキュメンテーションの文脈からMLA連携を見渡したいと考えて、対象文献等のレンジは20余年の長きになっている。

 管見の限り、もっとも早くMLA連携を明確に示した文献は、コロンビア大学エィヴリー美術建築図書館のヒラル(Angela Giral)による「3つの伝統が合流するところ: エィヴリー図書館の建築ドローイング」(At the confluence of three traditions: architectural drawings at the Avery Library)(6)であった。この文献は、1988年、「美術品と美術情報をつなぐ」(Linking art objects and art information)をテーマに特集したLibrary Trendsに掲載されたものである。

 著者ヒラルはMLAの3つの伝統が合流(confluence)するところとして、美術建築図書館を描き出し、建築そのものとそのドローイング、そしてその関連文献との間にMLA連携を見いだしている。この特集が出た1988年はアート・ドキュメンテーション研究会(現、アート・ドキュメンテーション学会、以下、JADS)が発足する1年前のことであった。JADSの発足と日本におけるアート・ドキュメンテーションのはじまりは、美術図書館あるいは美術情報の新しい潮流がMLA連携へと向かう、その最初期に遭遇していたことをあらためて指摘しておきたい。

 

2.2. 2009年の国立MLA館長による記念鼎談から

 「[MLAの]全体として見た場合にものすごく相互関係が深いわけですね。ですから、本を見る時には博物館の内容が見たいし、あるいは公文書館の実際の文書-誰が署名しているかとか、そういうことまで見たいということもあるし、博物館から見たら、あるモノを見ている時にそれに関係してどういう研究がなされて、どういう出版物があるかということを知りたいとか、3つの間にはものすごく関係があるわけです。これをなんとか、利用者から見たときに3つがうまく連携した世界として見えてくるというか、利用することができるというか、そういうことにする必要があるんじゃないかと思っております(7)。」

 長い引用になったが、MLA連携の起源と必要、目指すところが平易的確に語られている。これは、2009年12月5日、東京国立博物館平成館大講堂での記念鼎談「これからのMLA連携に向けて」においての長尾真国立国会図書館長の発言である。

 鼎談は、「日本のアート・ドキュメンテーション-20年の達成 MLA連携の現状、課題、将来」を全体テーマに掲げた2日間にわたるフォーラムの第4部として、佐々木丞平独立行政法人国立文化財機構理事長兼京都国立博物館長、高山正也国立公文書館長とで行われ、国立MLA館長がそろって鼎談した初めての機会となった。

 さらに長尾館長は、MLA連携の具体的な方策として、例えば国立国会図書館のPORTA(8)をその走りとして捉え、「[MLAの]それぞれが独立性を持ちながら、なおかつ、上手く連携して、利用者にトータルなシステムとして提示できるという、そういうところを狙っていくのがいちばんいいんじゃないか」(9)と述べている。

 長尾館長の発言のあった記念鼎談を含む文献(10)は、当該フォーラムのほぼ全体を再録する報告書となっており、MLA連携の「現状」については関連する9つの事例を紹介した「第II部 日本のアート・ドキュメンテーション」において報告され、慶應義塾大学、国立国会図書館、国立公文書館、東京国立博物館の事例と意見を踏まえて、討議を含む「第I部 日本におけるMLA連携の現状と課題」でMLA連携の「課題」について検討されている。「将来」については「記念鼎談-これからのMLA連携に向けて」が稿を費やしている。

 このJADSのフォーラム報告書の刊行と同じ2010年には、日本図書館情報学会によって「シリーズ 図書館情報学のフロンティア」No.10、『図書館・博物館・文書館の連携』が10月に刊行された。同月10日には「図書館・博物館・文書館の連携をめぐる現状と課題」と題するテーマで年次研究大会のシンポジウムが開催された。同書ならびにシンポジウムの記録は、MLA連携を考える上で基本参考文献となるものである(11) (12)

 

3. アート・ドキュメンテーションにおけるMLA連携

3.1. 1994年のフォーラム

 MLA連携を掲げて開かれた国内のシンポジウムとしては、JADSによる第1回アート・ドキュメンテーション研究フォーラムにおける「ミュージアム・ライブラリ・アーカイブをつなぐもの-アート・ドキュメンテーションからの模索と展望」(1994年11月18日、於国立国会図書館新館講堂)が最初であろう(13)

 「図書館、美術館・博物館、文書館、美術研究機関、関連メディア、及びこれらに関係あるものの連絡・提携のもとに(中略)美術情報を扱う学際的専門職能集団の確立に寄与することを目的とする」(14)JADSが、会の重要課題をMLA連携と自覚的に定めたのもまた、この1994年の第1回フォーラムからであった。

 1994年第1回フォーラムの報告書(15)の通り、このフォーラムにおいては、個別報告が美術図書館員、学芸員、文化財情報学、美術史研究からなされ、続く記念講演がオランダ王立図書館美術部長、前IFLA美術図書館分科会議長ウィスハウプト(Maggy Wishaupt)による「美術研究者と美術図書館員-電子時代の技能と領域」であったが、この講演ではじめてインターネットを知り、インターネット上でMLA連携の可能性が開かれることを予感した聴衆は、筆者含め、多かったことを記憶する。

 

3.2. ライブラリの中にあるイメージ(画像および画像資料)

 日本におけるアート・ドキュメンテーションとそのための組織であるJADSの起こりが、1986年8月のIFLA東京大会にあることは、重ねて述べられているのでここでは省くが(16) (17)、この時、海外から参加の美術図書館員を前に、専門図書館部会美術図書館分科会において報告された2つの日本の事例が、ともに図書館の中にある「イメージ(画像および画像資料)」を取り上げたことは確認しておきたい。

 武蔵野美術大学美術資料図書館の大久保逸雄による「日本のポスター史とドキュメンテーションの現状」(18)であり、東京都立中央図書館の木村八重子の「草双紙の変遷-出版美術の視点から」(19)であった。なお大久保はIFLA東京大会に先立って1980年代から日本におけるアート・ドキュメンテーションの課題を武蔵野美術大学美術資料図書館(日本におけるML融合体の先駆)における実践を踏まえて指摘し、『図書館雑誌』等に文献を残している(20)

 同年(1986)の10月、日仏美術学会は日仏図書館学会との共同研究会として、「美術研究と情報処理-コンピューターによる画像・文献処理はどこまで可能か」をテーマにする全国大会を開き、当時、言葉としてはまだなかったデジタルアーカイブの先例となる討議を美術史研究の文脈から試みている(21)

 同大会の報告書(22)では、大和文華館、東京国立文化財研究所(当時)の事例紹介とあわせて、慶應義塾大学図書館・情報学科の上田修一が「美術分野のシソーラス」を、当時都立中央図書館員だった波多野宏之が「フランスにおける画像ドキュメンテーションの動向」を報告している。

 上田報告は図書館情報学の立場から美術情報へ肉薄したきわめて先例的試みとして評価されるし、波多野報告は長期にわたるポンピドゥーセンター公共情報図書館、特に画像資料課(Service iconographique)での研修を踏まえたものであった。波多野は1987-88年に刊行の論考「画像情報の蓄積と検索-美術分野における応用」(23)を経て、1993年の単著『画像ドキュメンテーションの世界』(24)へと成果をまとめており、ライブラリの中のイメージ(画像および画像資料)の価値とその組織化の課題を明示している。

 これらの動きを背景に欧米にあったARLIS(ARt LIbraries Society)、すなわち美術図書館協会とは別名によるJADSが1989年発足している。名称をめぐる由来と議論は水谷、ファン・デル・ワテレン(Jan van der Wateren)の文献を参照されたい(25)

 

3.3. ミュージアムの中にあるライブラリ

 IFLA東京大会の開かれた1986年の11月には、日本の美術館の公開図書室として先駆的存在であった東京都美術館の美術図書室が開室十周年を記念して、高階秀爾による「文化としての情報-美術図書室を考える」と題する講演会を開いている。講演後の懇親会には、美術図書館員、公開はされていない美術館の中の資料担当者、美術系大学やデザイン系専門学校の図書館員、公共図書館にあって美術図書に興味を抱く者などが参加した。このような人的ネットワークが3年後のJADSの誕生の素地を作っていった。草創期の美術館図書室の歩みは2009年の第4回アート・ドキュメンテーション研究フォーラム当日配布の予稿集所収の「年表 日本のアート・ドキュメンテーション-20年の軌跡 1989-2008 附:『1980年以降の美術図書館をめぐる様々な動き』」(26)に詳しい。

 日本の美術館図書室の草創期の様子は野崎たみ子の文献(27)を参照されたい。また、今日の美術館図書室の成果としての美術図書館連絡会(Art Libraries Consortium:ALC)による美術図書館横断検索については水谷の文献(28)を参照されたい。

 また、美術研究所(現、東京文化財研究所)における文献・写真資料コレクションの形成と矢代幸雄初代所長の功績については、加藤哲弘(29)、水谷の文献(30)を参照されたい。

 1980年代以前の日本の美術図書館および今日言うところのアート・ドキュメンテーションの課題については前出の大久保の文献(31)およびJADS刊行の『アート・ドキュメンテーション研究』創刊号掲載の同氏文献を参照されたい(32)

 なお、JADSの『アート・ドキュメンテーション研究』の創刊に先立ち、日本図書館協会の『現代の図書館』が1990年にアート・ドキュメンテーションを特集し、アート・ドキュメンテーションの概説(波多野)、北米における美術図書館の課題(水谷)、展覧会カタログという資料の固有性(中島)、美術情報の取り扱いにおける図書館と博物館の差異(田窪、鯨井)を取り上げて、MLA連携につながるアート・ドキュメンテーションの基本課題をほぼ網羅する特集となっており重要である。また、アート・ドキュメンテーション研究会による「アート・ドキュメンテーション関係主要文献解題」を付して、1990年時点での関連文献をまとめて紹介している(33)。

 

3.4. ミュージアムの中にあるアーカイブ

 「ミュージアムの中のアーカイブ」について単著が米国で初めて出たのは1984年という(34)。日本のミュージアムにおいてarchivesを英名とした所蔵作品の目録は、『東京国立近代美術館所蔵品目録 岸田劉生 作品と資料』(Catalogue of Collections Then National Museum of Modern Art, Tokyo: Ryusei Kishida Works and Archives)が嚆矢であると思われる。東京国立近代美術館へ1993年に遺贈され、1996年に目録を刊行し、特別展示した岸田劉生のアーカイブである。この特別展示と目録の刊行については、水谷の文献(35)があるが、この体験を踏まえて、先述の1994年の第1回アート・ドキュメンテーション研究フォーラムにおけるシンポジウムのテーマが浮き彫られたことは確認しておきたい。

 ミュージアムにおけるアーカイブと平行して、主として美術音楽等の作家に関わるアーカイブ(アート・アーカイブ)についての多様な発言が始まるのも1990年代後半である。先導した一つが慶應義塾大学アート・センターである。

 土方巽(身体表現)、瀧口修造(造形・評論)、ノグチ・ルーム(彫刻・建築・環境デザイン)、油井正一(ジャズ評論)の4つの「アート・アーカイヴ」を持つ同センターにおいては(36)、アート・センター所長をつとめた前田富士男による「ジェネティック・アーカイヴ・エンジン」、作家の創作行為の起点としてのアーカイブ機能と言うべきもの、に関わる種々の論考がアート・アーカイブの理論構築を推進した(37)

 アート・アーカイブにおけるドキュメンテーションの課題についても図書館情報学、情報社会学、美術史学の分野から論考が寄せられて、「アート・アーカイヴズ/ドキュメンテーション-アート資料の宇宙」と題する同センターのブックレットとして刊行されている(38)

 2000年には東京国立近代美術館のニュース誌『現代の眼』が「アート・アーカイヴ」を特集して、美術館、博物館、文学館におけるアーカイブの実例を複数紹介しており、ミュージアムにおけるアーカイブの位置づけの鮮明化に貢献している(39)。さらに、2010年のJADS年次大会ではテーマを「アート・アーカイヴ-多面体: その現状と未来」として、美術、写真、建築、舞踏から多面的なアート・アーカイヴの検証するシンポジウムを開催しており、アート・アーカイヴの議論のフィールドは大きな広がりを見せており、報告書も後日刊行されている(40)

 

3.5. MLA連携の2つのトライアングルの発見

 このような一連の流れの中で、1994年の時点にて、「ミュージアム・ライブラリ・アーカイブをつなぐもの」のシンポジウムが開催されたのであるが、当時にあっては登壇者相互において、MLA連携への理解と展望が十分なものであったとは言い難かったのも事実である。

 しかしながら今日では、MLA連携をテーマとしたシンポジウムは日本図書館情報学会のものなどを含めて、かなりの数が確認され、MLA連携の形とその必要についての理解も浸透しつつあるようである(41)

 筆者は1994年のシンポジウム以来、MLA連携には「〈内なる〉トライアングル」と「〈外なる〉トライアングル」という2つのトライアングルがあることを説明してきた(42)

 これをOCLCのミハルコ(James Michalko)は、「一つ屋根の下のMLA」(MLA under same roof: An individual institution with all three types of organizations)と「荒野に立つ3つのMLA」(MLA in the wild: Individual independent institutions)と説明しているが、この論はMLA連携に現れる2つのトライアングル、すなわち「館の内」と「館の外(館同士の)」という2つの連携があるという水谷の説明と同義である(43)

 

4. MLA連携を支える規範と技術

4.1. 広がるMLA連携とそれを支える規範と技術

 第2章において、MLA連携の姿を端的に示し、課題の設定としてMLA連携を具体的に提示してきたのが美術図書館を含んで美術の資料と情報に関わるアート・ドキュメンテーションであったことを、JADS開催のシンポジウムの紹介などを通して述べた。

 すでにMLA連携は、アート・ドキュメンテーションの範疇を超える広がりを見せており、MLA個々の存立と機能に関わってその将来展望の開拓を図るとき、いまや欠かすことのできない視点になっていると言えるだろう。

 今日、MLA連携を指向する時、この連携を支える規範と技術は、以下のようにメタデータとデジタルアーカイブの構築の2点に集約されるだろう。

 

4.2. MLA連携におけるメタデータの課題

 先述の日本図書館情報学会の『図書館・博物館・文書館の連携』で巻頭総論となっている田窪論文「博物館・図書館・文書館の連携: いわゆるMLA連携について」は、MLA連携に関するきわめて優れたレビューともなっている(44)

 著者年来の主張であるのだが、当該論文中に、「資料をデジタル化(電子化)すれば、図書館資料のみならず、博物館資料や文書館資料やその他の資料も統合的に扱え,図書館も博物館も文書館も“へったくれ”もない世界が出現する」(45)という指摘がある。

 この「“へったくれ”もない世界」を実現するためのキーとなる事象が、MLAにおける個々の所蔵物についてのメタデータの形成と統合的マッピングのための規範の整理と技術の開発であろう。特にメタデータについては、MLA連携に関わって重要な文献が、研谷紀夫の単著『デジタルアーカイブにおける「資料基盤」統合化モデルの研究』(46)であり、八重樫純樹を科研代表とする「広領域分野資料の横断的アーカイブズ論に関する分析的研究」(47)などの研究である。八重樫には鈴木良徳との共著論文において記述規則におけるMLAの差異を検証する文献がある(48)

 独立行政法人人間文化研究機構の研究資源共有化システムの統合検索などもMLA連携におけるメタデータの統合という面から貴重な事例である(49)

 日本図書館情報学会が2004年に編集刊行の『図書館目録とメタデータ』には、第III部に「隣接領域における資料記述とメタデータ」の章があり、森本祥子がアーカイブから(50)、水嶋英治がミュージアムから(51)、それぞれのメタデータの動向を報告している。

 

4.3. デジタルアーカイブ

 MLA連携とデジタルアーカイブとが緊密な関係にあることは誰もが認めるところであり、1990年代末から2000年代の半ばまで、日本のデジタルアーカイブを文字通り推進したのがデジタルアーカイブ推進協議会である。

 この協議会自体は2005年6月30日をもって解散したが、2001、2003、2004、2005年において『デジタルアーカイブ白書』を残し、また「デジタルアーカイブ 権利と契約の手引き 契約文例+Q&A集」「デジタルアーカイブへの道筋(ハンディ・ロードマップ)」等の貴重な成果をいまなおウェブサイトに公開している(52)。同協議会の事務局長をつとめた笠羽晴夫によるデジタルアーカイブ論は多くの事例の観察に基づくものであり貴重である(53)

 国立国会図書館においても2010年3月1日にデジタル情報資源ラウンドテーブル本会議を発足させており(54)、記念の講演会(55)などの、MLA連携に関わる旺盛な活動を展開している。

 

5. 施策としてのMLA連携の可能性

 2010年の4月から5月にかけて、文化審議会の文化政策部会のもとに、舞台芸術、メディア芸術・映画、美術、くらしの文化、文化財の5つのワーキンググループが組織され、以後5年間の文化芸術の振興に関し、集中的な討議が行われた。

 筆者は美術ワーキングに委員として属し、5月7日に主として、美術館における所蔵作品のメタデータとアーカイブの整備に関する報告を行った(56)

 これらワーキングでの議論は文化政策部会でのまとめの審議を経て、2011年1月31日、文化審議会総会において西原鈴子会長(元東京女子大学教授)より高木義明文科大臣へ「文化芸術の振興に関する基本的な方針(第3次)について」と題された答申が手渡され、2月8日、第3次基本方針として閣議決定された。これは文化芸術振興基本法に基づくおおむね5年間(2011-2015年度)の文化芸術振興に関わる基本方針となるものである(57)

 この方針の「第3 文化芸術振興に関する基本的施策/9.文化芸術拠点の充実等/(2)美術館,博物館,図書館等の充実」の10項目の中に、以下の文言が記載され(58)、MLA連携は文化芸術の振興に関わる施策の一つに位置づけられることになった。

  • 優れた文化財,美術作品等を積極的に保存・公開するため,所蔵品の目録(資料台帳)の整備を促すとともに,書誌情報やデジタル画像等のアーカイブ化を促進する。
  • 各地域に所在する貴重な文化芸術資源の計画的・戦略的な保存・活用を図るため,博物館・図書館・公文書館(MLA)等の連携の促進に努める。

 

6. おわりに-震災復興と地域資料、そしてMLA連携

 MLA連携が具体的に効果を発揮するフィールドとして、地域資料があることはしばしば指摘されてきた(59)。その中の一つの文献において、長谷川伸は、「地域資料の収集・保存・活用」とMLA連携が関わる課題として、①蔵書(所蔵)資料としての地域資料情報のネットワーク、②地域資料の科学的な保存管理、③レファレンス技術・知識の共有・連携を提唱し、「それぞれの専門知識を土台に、守備範囲を補いながら組織的に連携する」ことが、MLA連携の要諦であると指摘している(60)

 これはまことに正鵠を射た指摘であり、MLA連携はウェブ上の連携であるとともに、それ以上に例えば地域資料という具体かつ現場のある資料に向けてこそ、今後、もっとも効力を発揮する/発揮しなければならない連携の課題があると考えられる。

 3.11の地震とその直後の津波が奪った東日本の多くの文化財、とりわけ地域の文書類の喪失の大きさは想像を越える。

 MLA連携が「文化芸術の振興に関する基本的な方針(第3次)」において推進すべき課題として明記されたことの重さを思いつつ、関係する人々とのネットワークを一層強く深いものとして築き、そして失われ、いままさに危機に瀕する東日本大震災被災地の地域資料の復旧を一つの試金石として、MLA連携の可能性をより多くの方々と探り、構築していきたいと願っている。

東京国立近代美術館:水谷長志(みずたにたけし)

 

(1) 本稿とほぼ同じ時期に執筆し、また刊行も同じ月を予定している『情報の科学と技術』誌掲載の拙稿「MLA連携のフィロソフィー-“連続と侵犯”という」と連動し、いささかの重複のあることを予めお断りさせていただきたい。
水谷長志. MLA連携のフィロソフィー: “連続と侵犯”という. 情報の科学と技術. 2011, 61(6), p. 216-221 .

(2) “公開講座「被災ミュージアムの支援と危機管理対策」&写真展のご案内”. Museum Career Development Network. 2011-04-27.
http://www.mcdn.jp/2011/04/blog-post.html, (参照 2011-04-16).

(3) 松岡資明. 被災地の記憶 デジタル保存. 日本経済新聞. 2011-05-14, 朝刊, p. 40.

(4) saveMLAK. http://savemlak.jp/wiki/SaveMLAK, (参照 2011-04-16).

(5) 美術に限らず広くMLA連携を調査した報告書としては下記が貴重であり、翻訳書も刊行されている。
Yarrow, Alexandra et al. Public Libraries, Archives and Museums: Trends in Collaboration and Cooperation, IFLA, 2008, 51p.
http://archive.ifla.org/VII/s8/pub/Profrep108.pdf, (accessed 2011-04-16).
ヤロウ, アレクサンドラほか. 公立図書館・文書館・博物館: 共同と協力の動向.垣口弥生ほか訳.京都大学図書館情報学研究会, 2008, 68p.
http://www.educ.kyoto-u.ac.jp/~lib-sci/pdf/IFLA-Profrep108-Jp.pdf, (参照 2011-05-16).

(6) Giral, Angela. At the confluence of three traditions: architectural drawings at the Avery Library. Library Trends. 1988, 37(2), p. 232-242.

(7) 水谷長志編著. MLA連携の現状・課題・将来.勉誠出版, 2010, p. 22.

(8) PORTA(国立国会図書館デジタルアーカイブポータル). http://porta.ndl.go.jp/, (参照 2011-04-16).

(9) 佐々木丞平ほか. “記念鼎談-これからのMLA連携に向けて”. MLA連携の現状・課題・将来. 水谷長志編著. 勉誠出版, 2010, p. 22.

(10) 水谷長志編著. MLA連携の現状・課題・将来.勉誠出版, 2010, 296p.

(11) 日本図書館情報学会研究委員会編. 図書館・博物館・文書館の連携. 勉誠出版, 2010, 186p.

(12) 第58回日本図書館情報学会研究大会シンポジウム記録「図書館・博物館・文書館の連携をめぐる現状と課題」. 日本図書館情報学会誌. 2010, 56(4), p. 220-224.

(13) 本フォーラムの全体にわたる報告書として、以下の文献が刊行された。
アート・ドキュメンテーション研究会1995編. 美術情報と図書館: 第1回アート・ドキュメンテーション研究フォーラム報告書. アート・ドキュメンテーション研究会1995, 1995, 184p.

(14) アート・ドキュメンテーション会則. アート・ドキュメンテーション研究. 2004, (11), p. 150.
会則に「文書館」が加えられたのは、前年2003年6月の総会での会則改正からによってである。

(15) アート・ドキュメンテーション研究会1995編. 美術情報と図書館: 第1回アート・ドキュメンテーション研究フォーラム報告書. 1995, 184p.

(16) 水谷長志. 特集, IFLAシドニー大会報告: IFLA美術図書館分科会に参加して: 日本におけるARLISの可能性を考える. 図書館雑誌. 1988, 82(12), p. 817-819.

(17) Mizutani, Takeshi. The Japan Art Documentation Society and Art Librarianship in Japan Today. Art Libraries Journal. 1989, 14(3), p. 5-6.

(18) Okubo, Itsuo. “History of posters in Japan and the present states of their documentation”. IFLA General Conference. Tokyo, Japan. 1986-08-23/29. IFLA. 1986. p. 1-5.
Okubo, Itsuo. History of posters in Japan and the present state of their documentation. Art Libraries Journal. 1986, 11(4), p. 14-18.
大久保逸雄. 特集, シリ-ズ・IFLA東京大会発表ペーパーを読む⑤: 国際文化摩擦の一断面: ボストン美術館・アレンさんの指摘から学ぶもの. 図書館雑誌. 1987, 81(6). p. 342-343.

(19) Kimura, Yaeko. “The Change of Illustrated Story Books in Edo Period (1660-1880)”. IFLA General Conference. Tokyo, Japan. 1986-08-23/29. IFLA. 1986. p. 1-12.

(20) 大久保逸雄. 日本における美術史ドキュメンテーションの諸問題(1), 図書館雑誌. 1981, 75(10), p. 644-645.
大久保逸雄. 日本における美術史ドキュメンテーションの諸問題(2). 図書館雑誌. 1981, 75(11), p. 714-716.
上記2つの文献は1980年IFLAマニラ大会での美術図書館ラウンドテーブルでの口頭発表論文の翻訳である。初出は次の文献である。
Okubo, Itsuo. Problems in art documentation in Japan. Art Libraries Journal. 1980, 5(4), p. 25-33.

(21) 日仏美術学会. 美術研究と情報処理: コンピューターによる画像・文献処理はどこまで可能か. 日仏美術学会, 1987, 143p.

(22) 日仏美術学会. 美術研究と情報処理: コンピューターによる画像・文献処理はどこまで可能か. 日仏美術学会, 1987, 143p.

(23) 波多野宏之. 画像情報の蓄積と検索: 美術分野における応用Part1. 書誌索引展望. 1987, 11(4), p.1-11.
波多野宏之. 画像情報の蓄積と検索: 美術分野における応用Part2. 書誌索引展望. 1988, 12(1), p. 21-29.

(24) 波多野宏之. 画像ドキュメンテーション世界. 勁草書房, 1993, 189p.

(25) Mizutani, Takeshi. The Japan Art Documentation Society and Art Librarianship in Japan Today. Art Libraries Journal. 1989, 14(3), p. 5-6.
ファン・デル・ワテレン, ヤン.美術館情報処理システムの諸問題: ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館を中心に. アート・ドキュメンテーション研究. 1994, (3), p. 3-11.

(26) 平井紀子ほか. “年表日本のアート・ドキュメンテーション-20年の軌跡1989-2008: 附:「1980年以降の美術図書館をめぐる様々な動き”. 日本のアート・ドキュメンテーション-20年の達成MLA連携の現状、課題、そして将来. アート・ドキュメンテーション学会, 2009, p. 55-108.

(27) 野崎たみ子. 特集, 21世紀へのまなざし: 美術館・コレクター・画廊の現場から: 美術図書室の四半世紀. 美術フォーラム21. 2001, 3, p. 76-79.

(28) 水谷長志. ミュージアム・ライブラリの可能性: 人と情報のネットワーキングのもとに. 図書館雑誌. 2004, 98(7), p. 438-441.
水谷長志. 美術図書館横断検索 by ALC: その公開と課題. アート・ドキュメンテーション研究. 2005, (12), p.27-34.
水谷長志. 特集, 平成18年度専門図書館協議会全国研究集会: 第五分科会:新しい動きと挑戦・事例紹介: 美術館図書室の過去・現在・未来: ALCへの道のりをふり返って. 専門図書館. 2006, (219), p. 73-77.
Art Libraries' Consortium. http://alc.opac.jp/, (参照 2011-04-16).

(29) 加藤哲弘. “矢代幸雄と近代日本の文化政策”. 芸術/葛藤の現場. 晃洋書房, 2002, p. 69-84, (シリーズ近代日本の知, 4).

(30) 水谷長志. “矢代幸雄の美術図書館プラン”. 図書館情報学の創造的再構築: 藤野幸雄先生古稀記念論文集. 勉誠出版, 2001, p. 251-261.

(31) Okubo, Itsuo. History of posters in Japan and the present state of their documentation. Art Libraries Journal. 1986, 11(4), p. 14-18.
大久保逸雄. 特集, シリ-ズ・IFLA東京大会発表ペーパーを読む⑤: 国際文化摩擦の一断面: ボストン美術館・アレンさんの指摘から学ぶもの. 図書館雑誌. 1987, 81(6). p. 342-343.

(32) 大久保逸雄. アート・ドキュメンテーション序説. アート・ドキュメンテーション研究. 1992, (1), p. 5-19.

(33) 特集, アート・ドキュメンテーション.現代の図書館. 1990, 28(4), p. 198-253.
各論考は、次の通り。波多野宏之「アート・ドキュメンテーションの提起するもの」、水谷「アメリカにおける美術図書館の現状と課題」、中島理壽「日本展覧会カタログについての一考察」、田窪直規「美術作品の情報管理:図書館の場合と博物館の場合」、鯨井秀伸「作品データと文献データとのリンク,あるいは美術情報の検索システム化」。

(34) 筒井弥生. ミュージアムにおけるアーカイブズ管理という考え方と実態. アート・ドキュメンテーション研究. 2011, (18), p. 53.
第2版は2004年刊行。
Wythe, Deborah ed. Museum Archives: An Introduction. 2nd ed., Society of American Archivists, 2004, 256p.

(35) 水谷長志. 美術資料における<外なる/内なる>ネットワークを考える. 現代の図書館. 1996, 34(3), p. 151-154.

(36) “アーツ・アーカイヴ: 新しい感性と知の空間をめざして”. 慶應義塾大学アート・センター.
http://www.art-c.keio.ac.jp/archive/, (参照 2011-04-16).

(37) 前田には多くの論考があるが、例えば、以下の論考が挙げられる。
前田富士男. “アーカイヴと生成論(Genetics): 「新しさ」と「似ていること」の解読にむけて”. ジェネティック・アーカイヴ・エンジン: デジタルの森で踊る土方巽. 慶應義塾大学アート・センター, 2000, p. 80-95. (慶應義塾大学アート・センターブックレット, 6).

(38) 慶應義塾大学アート・センター編. アート・アーカイヴズ/ドキュメンテーション: アート資料の宇宙. 慶應義塾大学アート・センター, 2001, 91p. (慶應義塾大学アート・センターブックレット, 7)
本書には、高山正也「アート・ドキュメンテーションの基礎: アート資料の世界とその組織化のあり方」、田窪直規「情報メディアを捉える枠組: 図書館メディア、博物館メディア、文書館メディア等、多様な情報メディアの統合的構造化記述のための」、八重樫純樹「時間-空間情報をベースとした分野横断的アーカイブズ論への考察」、鯨井秀伸「オブジェクト・ドキュメンテーションにおけるデータ・リレーションシップおよびコンテキストにおけるカテゴリーについて」を掲載する。

(39) 特集, アート・アーカイヴ. 現代の眼. 2000, 523, p. 1-11.
以下の論考を掲載。田中淳「近代美術アーカイヴとダンボール箱」、森仁史「フィールドワークからアーカイヴへ」、平澤宏「アーカイヴとしての「萬鉄五郎書簡集」出版に至るまで」、小澤律子「国吉康雄アーカイヴスの形成とAAAのこと」、藤木尚子「神奈川近代文学館の特別資料について」。

(40) アート・アーカイヴ-多面体: その現状と未来[記録集]. アート・ドキュメンテーション学会, 2010, 35p.
例えば、2010年2月21日のシンポジウム「建築アーカイヴの現在と未来」など。
“資料脅かす市場経済: 建築アーカイブ巡り、東大でシンポ”. 朝日新聞. 2010-03-23.
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201003230115.html, (参照 2011-04-16).

(41) 例えば、東京大学経済学部資料室開室記念シンポジウム「資料を残す・未来に伝えるLIBRARY・MUSEUM・ARCHIVESをつなぐ」、2010年7月30日、於東京大学経済学研究科学術交流棟。
“資料室開室記念シンポジウム【7月30日(金)開催】のお知らせ”. 東京大学経済学図書室ニュース. 2010-07-06.
http://www.lib.e.u-tokyo.ac.jp/news2/adiary.cgi/08, (参照 2011-04-16).

(42) 水谷長志. 美術資料における<外なる/内なる>ネットワークを考える.現代の図書館.1996, 34(3), p.151-154.
水谷長志. “アート・アーカイヴ再考-〈外なる / 内なる〉二つのトライアングルをめぐって”. 松本透ほか. 戦後の日本における芸術とテクノロジー: 2004-2006年度科学研究費補助金(基盤研究(B))報告書. 東京国立近代美術館, 2007, p. 88-93.

(43) 水谷長志. MLA連携のフィロソフィー: “連続と侵犯”という. 情報の科学と技術. 2011, 61(6), p. 216-221.
この稿に記したように、ミハルコの論は慶應大学におけるクローズドな研究会でのプレゼンテーションによるものであるが、この同義であることに関わる資料は氏の好意により上記文献に再録しているので、参照されたい。

(44) 田窪直規. “博物館・図書館・文書館の連携: いわゆるMLA連携について”. 図書館・博物館・文書館の連携. 勉誠出版, 2010, p. 1-22.
海外におけるMLA連携についてのレビューとしては他に下記がある。
菅野育子. 欧米における図書館、文書館、博物館の連携: Cultural Heritage Sectorとしての図書館. カレントアウェアネス. 2007, (294), p. 10-16.
http://current.ndl.go.jp/ca1944, (参照 2011-04-16).
金容愛. 図書館・文書館・博物館における連携の動向. 文化情報学. 2009, 16(1), p. 33-43.

(45) 田窪直規. “博物館・図書館・文書館の連携: いわゆるMLA連携について”. 図書館・博物館・文書館の連携. 勉誠出版, 2010, p. 16.

(46) 研谷紀夫. デジタルアーカイブにおける「資料基盤」統合化モデルの研究. 勉誠出版, 2009, 379p.
研谷には北岡他との共著『Guideline Guideline for デジタルカルチュラルヘリテージ構築のためのガイドライン 評価版 ver.1.0』がある。
“Guideline Guideline for デジタルカルチュラルヘリテージ構築のためのガイドライン 評価版 ver.1.0”. 社会情報研究資料センター.
http://www.center.iii.u-tokyo.ac.jp/wp-content/uploads/GuidelineForDigitalCulturalHeritage10.pdf, (参照 2011-04-16).

(47) 八重樫純樹ほか. 広領域分野資料の横断的アーカイブズ論に関する分析的研究: 2001-2003年度科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書. 静岡大学, 2004, 238p.
八重樫純樹. 横断的アーカイブズ論の総合化・国際化と社会情報資源基盤の研究開発. 2005-2007年度科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書. 静岡大学, 2008, 358p.

(48) 鈴木良徳ほか. MLAの記述規則に関する比較研究. 情報処理学会誌. 2010, 20(2), p. 215-220.
http://www.jstage.jst.go.jp/article/jsik/20/2/215/_pdf/-char/ja/, (参照 2011-04-16).

(49) “研究資源共有化システム” 大学共同利用機関法人人間文化研究機構.
http://www.nihu.jp/sougou/kyoyuka/system/index.html, (参照 2011-04-16).

(50) 森本祥子. “アーカイブズにおける記述標準化の動向”. 図書館目録とメタデータ. 勉誠出版, 2004, p. 145-164.

(51) 水嶋英治. “博物館・美術館における所蔵資料記述とメタデータ”. 図書館目録とメタデータ. 勉誠出版, 2004, p. 165-187.

(52) デジタルアーカイブ推進協議会(JDAA)関連情報.
http://www.dcaj.org/jdaa/, (参照 2011-04-16).

(53) 笠羽晴夫. デジタルアーカイブ: 基点・手法・課題. 水曜社, 2010, 200p.

(54) “デジタル情報資源ラウンドテーブル”. 国立国会図書館.
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/roundtable.html, (参照 2011-04-16).

(55) 講演会は、エルランド・コールディング・ニールセン(デンマーク王立図書館長)、ジル・カズンズ(欧州デジタル図書館事務局長)「知的資産を繋ぐ―ヨーロッパの実践(2011-03-02)」であった。
国立国会図書館編. 国立国会図書館月報. 国立国会図書館. 2010, (589), p. 29.
http://www.ndl.go.jp/jp/publication/geppo/pdf/geppo1004.pdf, (参照 2011-04-16).
菅野育子. “欧州のデジタルアーカイブとその連携:Europeana を中心として”. 国立国会図書館.
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2010/europeana.pdf, (参照 2011-04-16).

(56) 水谷長志. “ヒアリング(アーカイブ関係)”. 文化審議会文化政策部会美術ワーキンググループ(第3回). 2010-05-07.
http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/seisaku_wg/bijutsu_03/pdf/shiryo_2_1_ver02.pdf, (参照 2011-04-16).
水谷長志. “美術ワーキング: ヒアリング(アーカイブ関係)”. 文化庁.
http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/seisaku_wg/bijutsu_03/pdf/shiryo_2_2_ver02.pdf, (参照 2011-04-16).

(57) “文化芸術の振興に関する基本的な方針(平成23年2月8日閣議決定)”. 文化庁.
http://www.bunka.go.jp/bunka_gyousei/housin/kihon_housin_3ji.html, (参照 2011-04-16).
長官官房政策課. 文化芸術の振興に関する基本的な方針(第3次基本方針). 文化庁月報. 2011, 510, p. 4-19.

(58) “(2)美術館,博物館,図書館等の充実”. 文化庁.
http://www.bunka.go.jp/bunka_gyousei/housin/kakugikettei_110208/03-9-2.html, (参照 2011-04-16).

(59) 新井浩文. 特集, 平成22年度(第96回)全国図書館大会への招待: 第9分科会: 地域資料をめぐる図書館とアーカイブズ: その現状と未来. 図書館雑誌. 104(8), 2010, p. 489.
全国図書館大会(2010年9月16-17日)の「地域資料をめぐる図書館とアーカイブズ-その現状と未来」をテーマとする第9分科会〔資料保存〕の企画紹介。ここではLMA連携と表記。

(60) 長谷川伸. 現場レベルで考えるMLA連携の課題: 全国歴史資料保存利用連絡協議会巻頭部会総会講演: 根本彰氏「地域資料とは何か-国立国会図書館調査に基づいて」参加記. ネットワーク資料保存. 2008, (88), p. 6.

 


水谷長志. MLA連携-アート・ドキュメンテーションからのアプローチ(1). カレントアウェアネス. 2011, (308), CA1749, p. 20-26.
http://current.ndl.go.jp/ca1749