英国情報システム合同委員会(JISC)が、英国の高等教育/継続教育機関(HE/FE)の運用管理における共同利用サービス(shared service)の報告書・ブリーフィングペーパーを刊行しています。
ここで言う共同利用サービスとは、「サービスの開発・提供における組織・機関を超えた協働(民間からの参加も含む)と、そこから生まれるスキル・知識の共有」を指し、学生の記録、スケジュール管理、財務、不動産、人的リソース、図書館管理、バーチャル学習環境(VLEs)、顧客関係管理(CRM)などが典型例として挙げられています。またすでにJISC等が実運用しているサービスとして、大学・カレッジ入学情報管理サービス(UCAS)、教育・研究機関を結ぶネットワークインフラJANETなどがあります。報告書等では、こうした組織・機関の枠を超えて提供されるサービスの現状を分析するとともに、将来の発展の方向について考察しています。
Study of Shared Services in UK Further and Higher Education : JISC
http://www.jisc.ac.uk/whatwedo/programmes/programme_jos/ssprev
Shared Services
In UK further and higher education
http://www.jisc.ac.uk/media/documents/programmes/sharedservices/bpsharedservicesv1.pdf
(ブリーフィングペーパー)
Shared services in FE and HE – new briefing paper and Infokit published : JISC
http://www.jisc.ac.uk/Home/news/stories/2008/11/ssbriefingpaper.aspx