英国国立・大学図書館協会(SCONUL)が、年次の大学図書館統計を発表していますが、これをBBCが取り上げています。
統計によると、大学図書館の来館者数は昨年に比べて3%減、10年前と比べると22%減になっていますが、貸出冊数は逆に10年間で約11%増になっています。
こうした傾向について、SCONUL会長は、貸出冊数が長期的に伸びているのはそれだけ大学図書館が学生生活に不可欠のものとして位置づけられ続けていることを示しているし、また来館者の減少はここ数年電子リソースの増加、オンラインサービスの充実と来館しなくても利用できる図書館サービスへと大学図書館が機能転換してきたことを反映している、と分析しています。
Annual statistics show libraries meeting the challenge
http://www.sconul.ac.uk/news/stats
Student library visits ‘falling’
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/education/6967215.stm