Microsoft社の研究部門、Microsoft Researchがこのほど、紙とコンピュータディスプレイを比較して、「読む」という作業に向いているコンピュータディスプレイはどのようなものなのか研究した報告書を発表しました。報告書では、(1)紙、(2)2画面のデスクトップ型コンピュータディスプレイ、(3)水平の2画面のコンピュータディスプレイ、(4)3画面のタブレットコンピュータを、実際に知識労働に従事している人に使用してもらい、彼らがどのように読む作業を行っているかを検証しています。そして実験から得た知見から、「読みやすい」コンピュータが目指すべきは、垂直方向のデスクトップ型コンピュータのディスプレイの利点と水平方向のコンピュータディスプレイの利点をハイブリッドに兼ね備えたものであると提案しています。
Reading Revisited: Evaluating the Usability of Digital Display Surfaces for Active Reading Tasks – Microsoft Research
http://research.microsoft.com/research/pubs/view.aspx?0rc=p&type=Publication&id=1738
全文のダウンロード先
http://research.microsoft.com/~merrie/papers/reading.pdf