内閣に置かれている「高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部（IT戦略本部）」が5月29日、「重点計画−2007（案）」のパブリックコメントの募集を開始しました。募集期限は6月27日となっています。
同案の中で図書館に関係する事項としては、以下のようなものが挙げられています。
・学校、図書館、公民館、市役所などを高速・超高速で接続する地域公共ネットワークの全国的な整備（2010年度までの実現が目標）
・図書館等公共施設のIT化
・「これからの図書館像」の普及により地方公共団体に対し図書館の情報化の必要性を啓発
・図書館長や司書に対する研修を通じて、図書館の情報化の必要性等を普及・啓発（2007年度中）
・今後の図書館司書養成の在り方などについて検討
・視聴覚障害者情報提供施設が提供する文字情報の音声化の推進
・点字図書館において、2010年度までに毎年1000タイトル以上の録音図書を制作
・聴覚障害者情報提供施設の全国展開
・ユニバーサルコンテンツ技術の研究開発
・映像・楽曲・書籍・辞書等のコンテンツから、情報の信頼性を確保しつつ、（高齢者・障害者を含めた）ユーザニーズに適合したコンテンツを探し出し、ユーザー環境等に合わせた変換提示を可能とするような技術を2010年度までに確立することを目指す。
「重点計画−2007（案）」に関するパブリック・コメントの募集について – 内閣官房IT担当室
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/pc/070529comment.html
