奈良文化財研究所と産業技術総合研究所、全国文化財情報デジタルツインプラットフォームを公開

2022年10月18日、奈良文化財研究所(奈文研)と産業技術総合研究所(産総研)は、共同で全国文化財情報デジタルツインプラットフォームを構築し公開したと発表しました。文化財デジタルデータと3次元地理空間情報を統合表示できるプラットフォームです。

奈文研の文化財総覧WebGISと産総研の3次元地理空間情報データベース(3DDB)との連携によるもので、産総研が開発した3DDBViewerで文化財データを閲覧できます。

地下から地上の情報を一体的に把握することで、開発事業における意図しない文化財の破壊回避に役立つほか、地方公共団体や博物館が取得した文化財の3次元データ等を容易に登録できるとしています。

全国文化財情報デジタルツインプラットフォームの構築(なぶんけんブログ, 2022/10/18)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2022/10/3ddb.html

[プレスリリース]全国文化財情報デジタルツインプラットフォームの構築―デジタル技術で埋蔵文化財を記録・可視化し、歴史を未来へつなげる(奈文研,2022/10/18)
https://newscast.jp/news/4459891

全国文化財情報デジタルツインプラットフォームの構築-デジタル技術で埋蔵文化財を記録・可視化し、歴史を未来へつなげる-(産総研,2022/10/18)
https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2022/pr20221018/pr20221018.html

3DDBViewer
https://gsrt.digiarc.aist.go.jp/nabunken_aist/index.html

関連:
文化財総覧WebGIS
https://heritagemap.nabunken.go.jp/

参考:
奈良文化財研究所、「文化財総覧WebGIS」を公開
Posted 2021年7月20日
https://current.ndl.go.jp/node/44458

全国遺跡報告総覧、報告書詳細ページに「経緯度(世界測地系)10進数(自動生成)」項目を新設:遺跡位置情報を簡単にWebGISで使用できるように
Posted 2020年11月11日
https://current.ndl.go.jp/node/42480

CA1936 – 全国遺跡報告総覧における学術情報流通と活用の取り組み / 高田祐一
カレントアウェアネス No.337 2018年9月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1936