2021年9月16日、貴重書のデジタル化等を行うフランスの企業“Arkhênum”のブログに、フランス・ソルボンヌ大学図書館(BSU)の新たなポータルサイト“SorbonNum”の公開に関する記事が掲載されました。
同大学が所蔵する物理学-化学・地質学・生物学・数学・医学・人文学の資料への一元的アクセスを提供するデジタルアーカイブです。BSUのコレクション担当のチームがプロジェクトを実施し、Arkhênumにより構築されました。ポータルサイトの概要ページによると、現在、科学や医学を中心に印刷物・手稿等1,800件以上の資料が公開されています。
また、資料はオープンデータを推進するフランスの省庁横断組織“Etalab”が定めるライセンスのもと利用可能であり、自由にダウンロードできます。その他、同ページの中では、各資料のページには高画質での再デジタル化依頼用のリンクがあり、共同注釈やバーチャル展示用ツールを提供すると述べられています。
あわせて、2010年代初期にBSUは印刷資料のデジタル化を中断していましたが、“SorbonNum”の公開と並行して、2021年に新たなデジタル化プロジェクトを開始することが述べられています。
Blog(Arkhênum)
https://www.arkhenum.fr/blog/
※2021年9月16日付で、“SORBONNE UNIVERSITÉ LANCE SORBONNUM”が掲載されています。
SORBONNE UNIVERSITÉ LANCE SORBONNUM(Arkhênum)
https://www.arkhenum.fr/sorbonne-universite-lance-sorbonnum/
Origin of the project(SorbonNum)
https://patrimoine.sorbonne-universite.fr/en/le-portail
https://patrimoine.sorbonne-universite.fr/le-portail
※1つ目のリンクは英語版の概要ページ、2つ目のリンクはフランス語版のページです。
参考:
フランス・ソルボンヌ大学共同図書館、デジタル化・索引付与等を行ったフランス革命期の議会会議録を提供する新しいウェブサイトの公開を発表
Posted 2021年6月9日
https://current.ndl.go.jp/node/44162