米国議会図書館(LC)が2004/2005年度に、デジタル時代に対応する気のない職員に対し、早期退職を勧奨していたことがわかりました。伝統的な図書館業務がとても居心地がよく、デジタル時代に対応するようなスキルアップを望まないとした200名近くの職員に対し、早期退職を勧奨した結果、フルタイムの職員数は130人減少したとのことです。
なお、LCはデジタル時代に対応するべく、「労働力の転換」に力を入れています。全職員が利用可能なオンライン学習プログラムが600コースあり、ワークショップやディスカッショングループなども設けているようです。ちなみに学習プログラムは、連邦政府機関向けディスカウント価格によって、1職員当たり25ドル(約2,900円)で契約しているそうです。このほか、デジタル技能に優れた新規職員の採用も進める予定とのことです。
Library of Congress undergoing workforce transformation – Government Executive magazine
http://www.govexec.com/dailyfed/0806/081606cdpm3.htm
Digital Transition Brings Changes to LC’s Workforce – American Libraries online
http://www.ala.org/ala/alonline/currentnews/newsarchive/2006abc/august2006a/lcworkforce.htm