関西大学図書館(大阪府)、同大学の教員による「SDGs推薦図書」を高等学校向けに貸出:2020年9月15日まで申請を受付中

2020年8月25日、大阪府の関西大学図書館は、同大学の教員が学生向けに推薦した持続可能な開発目標(SDGs)に関する図書について、高等学校向けに貸出することを発表しました。

関西大学図書館は、2019年度のSDGsの達成に貢献するための図書館の特性を活かした取組み「KU Library thinks SDGs」において、同大学教員の推薦文が入った「本の帯」を巻いた図書を館内に展示する試みを行いました。2020年度に「KU Library thinks SDGs」の第2弾を実施するにあたって、若い世代がSDGsに対する理解を深められるよう授業や校内展示に活用可能なツールとして役立てることを目的として、同大学の教員が学生向けに推薦した「SDGs推薦図書」の高等学校向けの貸出を実施します。

「SDGs推薦図書」の貸出は、関西大学図書館が「KU Library thinks SDGs」第2弾を実施する2020年9月21日から2021年1月30日までの期間に行われます。対象は2019年度の「KU Library thinks SDGs」で展示された教員推薦図書の一部にあたる30冊であり、「本の帯」が巻かれた状態で貸出されます。

貸出を希望する高等学校は所定の申請フォームに貸出期間(2週間から4週間程度)等を記入の上、2020年9月15日までにメールで同館へ申し込む必要があります。貸出に対する費用負担はありませんが、往復の運搬費は貸出希望校が負担する必要があります。また、貸出利用の終了後、活用状況や展示風景の写真等を含めた実施報告書を同館に提出する必要があります。

SDGs推薦図書を高等学校向けにお貸しします(関西大学図書館,2020/8/25)
https://opac.lib.kansai-u.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=journal_view_main_detail&post_id=950&comment_flag=1&block_id=51439#_51439

参考:
関西大学図書館、5つのアプローチからSDGsの達成を支援する取り組み「KU Library thinks SDGs」を実施
Posted 2019年9月24日
https://current.ndl.go.jp/node/39091

E1763 – 国連2030アジェンダと図書館:IFLAのツールキット
カレントアウェアネス-E No.297 2016.02.04
https://current.ndl.go.jp/e1763

CA1964 – SDGsと図書館 ―国内の取組から― / 中村穂佳
カレントアウェアネス No.342 2019年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1964