2020年6月19日、英国読書協会(Reading Agency)が、6月20日の全国読書グループの日(National Reading Group Day)を機に実施した読書グループへの調査の結果を公表しています。
主な結果として、
・読書グループ参加者の65%が参加したことで世界観が深まったと回答。87%が別の視点からの理解が深まったと回答。
・グループへの主な参加理由は、異なる種類の本を読みたい(78%)、他の人と本についての議論がしたい(85%)等。参加者の多くは読書グループの多様性がより面白く多様な議論につながったと強調。
・84%が読書グループに参加したことで他の人とのつながりをより感じており、71%が精神的な健康状態が改善したと回答。
・95%が参加後普段は読まないものを読むと回答。72%が参加後読書量が増えたと回答。
・87%が参加後本や読書についてより多く話題とするようになったと回答。71%が参加後本や文章について話し合う時により多くの読書をすることを楽しんでいると回答。
が挙げられています。
また、世界や他の文化・人々の生活に関する知識が広げられる、多様な洞察を含む図書が求められていることが明らかになったという近年の調査の結果も紹介されています。
その他、参加者からの、「本は最初に話題となるが、本についての重要なポイントは、議論や思考の下地であることである」「読書グループは難しい問題について議論することを支援する環境である」といったコメントも紹介されています。
Media releases(Reading Agency)
https://readingagency.org.uk/news/media/
※「New survey reveals reading groups offer insight into different cultures 19 June 2020」とあります。
New survey reveals reading groups offer insight into different cultures(Reading Agency)
https://readingagency.org.uk/news/media/new-survey-reveals-reading-groups-offer-insight-into-different-cultures.html