米国の大学・研究図書館協会(ACRL)、Project Outcome大学図書館版に関する最初の年次報告書を公開

2020年6月3日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、年次報告書“Project Outcome for Academic Libraries First Annual Report”を公開しました。

ACRLが2019年4月に公開した、大学図書館向けの利用者調査のためのオンラインツール“Project Outcome for Academic Libraries”の開発や最初の1年間の大学・研究図書館界での利用状況をまとめたものです。大学・研究図書館が、Project Outcomeのデータを活用して、如何に業務を改善し、アドヴォカシー活動を行なっているのかを示すデータを集約しています。

4月20日時点で、42か国1,104機関からの2,890人の登録利用者がおり、476機関において“Project Outcome for Academic Libraries”を用いての調査が行われました。4万1,403件の回答が寄せられており、登録利用者の75%超・回答者の99%が米国の機関からのものです。

Project Outcome for Academic Libraries: A Year in the Field(ACRL,2020/6/3)
https://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/19908

参考:
E2153 – 大学図書館の成果を測る:Project Outcome大学図書館版
カレントアウェアネス-E No.372 2019.07.11
https://current.ndl.go.jp/e2153

E1911 – 北米の公共図書館におけるサービスやプログラムの効果を測る
カレントアウェアネス-E No.324 2017.04.27
https://current.ndl.go.jp/e1911