2020年2月27日、EBSCO社は、Zepheira社を同社が買収することで合意に達したことを発表しました。
Zepheira社は図書館・文書館・博物館の接続を使命とするLinked Dataインフラストラクチャのプロバイダです。同社の開発チームはWorld Wide Web Consortium(W3C)やDCMI(ダブリンコアメタデータイニシアチブ)、MARCに代わる書誌フレームワークBIBFRAMEのLinked Data化等に携わっています。EBSCO社は、Zepheira社のLinked Dataに関する技術により、図書館のデータがGoogleの提供するナレッジパネル等で参照されることが可能となり、新たな利用者の集客・図書館の提供コンテンツ範囲の拡大・よりリッチで関連性のある情報提供等の実現につながる、としています。
この提携にはEBSCO社が提供するOPACと連携した読書案内サービス“NoveList Select”のデータ強化も含まれており、同サービスの利用者へ新たなデータのアクセスポイントを提供することも併せて発表されています。
EBSCO Information Services Acquires Linked Data Infrastructure Provider, Zepheira(EBSCO,2020/2/27)
https://www.ebsco.com/news-center/press-releases/ebsco-acquires-linked-data-infrastructure-provider-zepheira
参考:
EBSCO社が、Zepheira社が実施するウェブ上での図書館の認知度向上を目指すプロジェクト“The Libhub Initiative”への出資を発表
Posted 2015年10月7日
https://current.ndl.go.jp/node/29597
E937 – OPACと読書案内サービスとの連携-EBSCO社のNoveList Select
カレントアウェアネス-E No.152 2009.06.24
https://current.ndl.go.jp/e937