2019年11月20日、カナダの出版団体BookNet Canadaが、読書会(book club)に関する調査報告書“Reading Together: Book Clubs in Canada”を刊行しました。
報告書本文は有料ですが、プレスリリースでは、
・カナダの本の購買者のうち、読書会や読書グループに所蔵している割合が、2018年から2019年の最初の9か月の間に、7%から14%に増加した。
・有名人による読書会が近年流行しているが、読書会の会員で、有名人の読書会に参加しているのは半分以下(47%)である。
・有名人の読書会に参加している人のなかでは、オプラ・ウィンフリー氏(46%)、エマ・ワトソン氏(26%)、エマ・ロバーツ氏(20%)、サラ・ジェシカ・パーカー氏(17%)、リース・ウィザースプーン氏(17%)の順で人気である。
・読書会の参加目的は、本について会話するため(64%)、新しい本に触れるため(56%)、新しい友人に出会うため(50%)、友人と交流するため(39%)、世間話をするため(31%)の順となっている。
・読書会の対象となった本を知った場所は、口コミ(52%)、書店(49%)、図書館(44%)の順番である。
・読書会で最も読まれる分野は、大人向けの小説(74%)で、ミステリー小説や推理小説も人気(60%)である。
・大人向けのノンフィクションも読書会の65%は少なくとも1冊は読んでおり、同分野では、犯罪物・伝記・回顧録が人気(各44%)である。
といった調査結果が紹介されています。
Percentage of Canadian book buyers belonging to a book club doubled in 2019(BookNet Canada, 2019/11/20)
https://www.booknetcanada.ca/press-room/2019/11/20/percentage-of-canadian-book-buyers-belonging-to-a-book-club-doubled-in-2019
Reading Together: Book Clubs in Canada
https://www.booknetcanada.ca/reading-together
参考:
韓国・ソウル図書館、市内で活動する読書サークルの活動実態調査の結果を発表
Posted 2016年4月12日
https://current.ndl.go.jp/node/31321