2019年9月4日、中国国家図書館の所蔵資料等を展示する中国国家典籍博物館は、9月7日から、中国古典籍の大規模展示「中華伝統文化典籍保護伝承大展」を同館において開催することを発表しています。中国の文化観光部と国家文物局が主催であり、中華人民共和国成立70周年、中国国家図書館創立110周年を記念する展示です。
古典籍の保護、継承において関係機関が行ってきた努力とその成果を示すものと位置付けられており、40か所余りの公的所蔵機関及び30名余りの個人蔵書家が所蔵する貴重資料計330種余りを4つのホールに分けて展示しています。
展示開催について報じる新華網の2019年8月28日付け記事では、中華人民共和国の成立以来、等級、数量、規模において最大の古典籍展示とする文化観光部・陳彬斌氏の発言や、国宝級の古典籍や海内の孤本等に加え、近年の調査で新たに発見された重要な古典籍も初めて展示されることが紹介されています。
“中华传统文化典籍保护传承大展”开展公告(中国国家典籍博物館, 2019/9/4)
http://www.nlc.cn/nmcb/gonggao/201909/t20190904_181528.htm
迎建馆110周年 国图将举办古籍大展 多个珍贵古籍首次展出(新華網, 2019/8/28)
http://www.xinhuanet.com/local/2019-08/28/c_1210259686.htm
National museum holds exhibition on ancient Chinese books(新華網, 2019/9/7)
http://www.xinhuanet.com/english/2019-09/07/c_138373472.htm