2019年5月14日、日本出版インフラセンター(JPO)は文化通信社と共催で実施した「ドイツ出版産業視察調査」について報告書を公開しました。
この調査は、フランクフルト・ブックフェアの会期に合わせて2018年10月8日から10月14日に実施され、業界統一の書籍データベースの運用をはじめとするドイツの出版産業の現状やそれに基づく書籍の取引・流通の状況の調査することを目的としています。
調査では、独立系書店大手のオジアンダー(OSIANDER)、最大手書店のタリア(Thalia)、業界団体のドイツ図書流通連盟(Börsenverein des Deutschen Buchhandels)、取次最大手のリブリ(Libri)、ドイツ図書流通連盟の子会社として書籍データベースVLB(Verzeichnis Lieferbarer Bücher)を運用するMVB(MVB GmbH)等を対象に視察とヒアリングが行われ、VLBと大手取次が独自作成する書籍データベースの競争状況や各書店のサービス・取り組みなどが調査結果として報告されています。
トピックス(日本出版インフラセンター)
http://jpo.or.jp/topics/
※2019年5月14日付で「「ドイツ出版産業視察調査報告書」を公開いたしました。」とあります。
2018年ドイツ出版産業視察調査報告書 [PDF:31ページ](日本出版インフラセンター)
http://jpo.or.jp/topics/data/20190514_jpoinfo.pdf
参考:
「出版という名の宇宙は拡大し続けている」 フランクフルト・ブックフェア2012開幕
Posted 2012年10月10日
http://current.ndl.go.jp/node/22030