2019年2月28日、北九州市立図書館が、同年4月1日から、地区図書館分館の愛称「こどもと母のとしょかん」を取り止めるとともに、地区図書館・分館の児童室(児童書コーナー)に共通の愛称「子どもの本のへや」を設定すると発表しました。
愛称取り止めの理由として以下の4点をあげています。
・「こどもと母のとしょかん」という愛称が男女共同参画を推進する上で、子育ては母親のみが行うといった固定的性別役割分担を意識させるため
・家族の形態も多様化し、母親がいない世帯の子どもたちの心情に、特に配慮しなければならないため
・分館の利用が、子どもを中心とした利用から、男性も含めた一般向けの利用が多くなってきたため
・「子ども図書館」がオープンし、「子ども図書館」との混同、および「こども」がつく分館とつかない分館(新門司分館・曽根分館)の併存による混乱を避け、円滑に子ども読書活動推進が行えるよう、地区図書館・分館と連携して事業推進の仕組みを再編するため
また、あわせて、2018年12月にオープンした「子ども図書館」を児童部門のセンターとして、地区図書館・分館も併せて、児童サービス、子どもの読書活動の推進ついて、より一層の充実を図っていくことを目的に、多くの子どもたちが、愛着をもって図書館に親しんでもらうため、地区図書館・分館の児童室(児童書コーナー)に、共通の愛称「子どもの本のへや」を設定すると発表しています。
お知らせ一覧(北九州市立図書館)
https://www.toshokan.city.kitakyushu.jp/topics/index.html
※「地区図書館分館の愛称の取り止めについて(2019.2.28)」「北九州市立図書館各地区館・分館の児童室(児童書コーナー)共通の愛称について(2019.2.28)」とあります。
参考:
北九州市立子ども図書館がオープン
Posted 2018年12月25日
http://current.ndl.go.jp/node/37284