Google Arts & Cultureで、危機的な状況にある世界の遺跡の3Dデータコレクション“Open Heritage”が公開

2018年4月16日、危機的な状況にある世界の遺跡の3Dデータコレクション“Open Heritage”が、Google Arts & Cultureで公開されました。

世界の遺跡の3Dデータを記録する活動を行なっている米国のNPO・CyArkが記録したデータをGoogle Arts & Cultureで公開したもので、シリアのアゼム宮殿、メキシコのチチェン・イッツァなど18か国の25の遺跡の3Dデータが今回公開されました。

また、ダメージを受けた箇所の特定や、修復活動支援を目的として、修復家・研究者など文化遺産の保存活動の従事する人を対象に、申請によりCyArkが収集した関連データをダウンロードすることも可能となっています。

Preserving endangered wonders of the world, for generations to come(Google,2018/4/16)
https://www.blog.google/topics/arts-culture/preserving-endangered-wonders-world-generations-come/

Our Journey to an Open Archive(Cyark,2018/4/16)
http://www.cyark.org/news/our-journey-to-an-open-archive

Open Heritage(Google Arts & Culture)
https://artsandculture.google.com/project/cyark

参考:
Google Arts & Culture、古代マヤ文明をテーマとした“Preserving Maya Heritage”を公開
Posted 2017年11月30日
http://current.ndl.go.jp/node/35078

危機に瀕する中東・北アフリカ地域の考古遺跡に関するオンラインデータベース“EAMENA Database”が公開
Posted 2017年6月6日
http://current.ndl.go.jp/node/34107